デンソーは、10月1日に神戸で開幕した「第31回 国際電気自動車シンポジウム・展示会(EVS31)」にて、新しいプロダクトブランド「ELEXCORE - Electrify Your Moments -」をお披露目した。
今回、まるで高級オーディオ機器のように美しく展示された「ELEXCORE」は、モータージェネレーター、オンボードチャージャー、EV用ECU、DC-DCコンバーター、インバーターの5点セット。今後、電動化の核を担っていくというデンソーの決意の象徴であり、技術者の熱意をブランドネームや製品デザインに表現したものだという。
将来的にはELEXCOREブランドでの販売を目指しており、ユーザー側としては、こうしたコンポーネントを使うことで、信頼性が高く、高性能なEVパワートレインを手に入れることが可能になる。イメージとしてはインテルが自社CPUのキャンペーンで展開した「インテル入ってる」のようなブランド戦略だ。
展示ブースでは他に、断面が丸ではなく角型のコイルや、独自の巻線構造が特徴的な市販HEV用モータジェネレーターや、パワー半導体素子を内蔵したカード型パワーモジュールを両面から挟み込んでラジエイターのように冷却する「両面積層冷却器」を備えたインバーターのカットモデル、そして現在開発中のSiCパワーデバイスなどを展示している。
EVS31 デンソーブース