東京地下鉄(東京メトロ)は10月3日、銀座線全駅リニューアルの一環として、東京都港区の青山一丁目駅と外苑前駅のリニューアル工事を10月に開始すると発表した。
2016年9月~2017年2月に実施した「銀座線デザインコンペ」の入賞作品のアイデアなどを参考に、2020年度の完了を目途に実施される。青山一丁目駅は「優雅な街並み」をコンセプトに、青山霊園の桜並木や気品ある街並みをモチーフにデザイン。神宮外苑に近い外苑前駅は「スポーツの杜」をコンセプトに、爽やかさを感じるデザインとする。
銀座線の駅リニューアルでは、各駅をファッション、ライフスタイル、イベント、カルチャーが集積する、いわゆる「トレンドエリア」における「未来への出発点」とし、「人々が街に抱く憧れの要素をモチーフに、このエリアに訪れる人々を引き立たせる駅デザイン」とすることが謳われている。
改札外コンコースのデザインはこの点を考慮して、床や壁のデザインをベージュやグレー系の落ちついた配色とするほか、柱のデザインに半鏡面スリットを施すことで、駅を行き交う人々を映し出し、彩りを感じさせるデザインを創出するとしている。