豊田自動織機、FCフォークリフト向けに東芝の再エネ水素充填所を設置

再エネ水素充填所の完成予想図
再エネ水素充填所の完成予想図全 2 枚

豊田自動織機は10月5日、東芝エネルギーシステムズが施工する再エネ水素充填所を高浜工場に設置すると発表した。

再エネ水素充填所は、高浜工場で稼動する燃料電池(FC)フォークリフトの稼動ニーズに応じて水素を製造、圧縮、充填する施設で、効率的なエネルギー活用が実現できる。またFCフォークリフトは稼動時にCO2を排出しないため、水素を太陽光などの再生可能エネルギーのみで製造することでCO2フリーを実現する。

豊田自動織機は、2016年11月にFCフォークリフトの販売を開始して以降、優れた環境性能に加えて、3分程で燃料の充填が完了するなどの高い利便性から、全国の工場や空港などで既に約80台の導入実績がある。そのうちの6台が高浜工場で稼動しており、2018年度中には12台に増やす計画だ。FCフォークリフトは今後もラインナップを増やし、物流の環境負荷低減や水素社会の実現に向け、様々な産業分野・用途での幅広い活用が期待されている。

東芝エネルギーシステムズは、2017年7月に東芝の府中事業所内に、再生可能エネルギー由来の水素をFCフォークリフトに供給する事業所向け「H2One」の営業活動拠点として「水素エネルギー利活用センター」を開設し、工場、物流拠点、空港向けに営業活動を展開してきた。今回、水素事業への取り組み、モニター画面を通じて水素の製造量や貯蔵量などがリアルタイムに確認できる利便性等の評価により、事業所向けのシステムとして初めての受注となった。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る