日野 レンジャー 1万5000台、ブレーキ不具合で火災のおそれ リコール

ブレーキについては、エア制御弁の排気部構造が不適切なため、雪道走行等で排気部に水分が付着すると、凍結して排気部が閉塞することがある。そのため、ブレーキペダルを戻してもエアが排出できず、ブレーキが引きずり、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
不具合は3件発生。改善措置として、全車両、エア制御弁の排気部にカバーを取付ける。
排出ガス浄化装置については、添加弁の燃料配管の固定方法が不適切なため、雪道走行等で配管周辺部に堆積した氷塊の重みで、配管が変形したり、折損することがある。そのため、燃料が漏れるとともに排出ガス浄化装置が作動しなくなるおそれがある。
不具合は2件発生。改善措置として、全車両、添加弁の燃料配管の固定方法を変更する。
いずれも市場からの情報により届け出た。事故は起きていない。
《纐纈敏也@DAYS》