ルノー創立120周年を記念し、ルノー各車の歴史を語る…ルノーの世界

ルノー創立120周年を記念し、ルノー各車の歴史を語る…ルノーの世界
ルノー創立120周年を記念し、ルノー各車の歴史を語る…ルノーの世界全 1 枚

『ルノーの世界』
フランスの歴史ある自動車メーカー
著者:武田隆
発行:三樹書房
定価:4320円(消費税込み)
発売:2018年10月11日
ISBN978-4-89522-695-0

1898年に創業されたので今年で120周年を迎えるルノー。日本市場では昨年7000台を超える販売を記録。また、最近では復活したアルピーヌ『A110』を発売するなど話題となっている。そのルノーの歴史を振り返る書籍が復刊された。

いまから120年前に、なぜルノーが創業されたのか。それはルイ・ルノーの機械好きが発端だ。パリの服飾業界で財を成したルノー家に生まれたルイ。その機械好きは子供のころからで、蒸気機関車に隠れて乗り込み、機関師の操縦を観察してしまうほどだったという。ブローニュ・ビアンクールのルノー家の別荘敷地内に建てられたルイのための小屋で、その才能は開花。そこでルノーの第1号車も作られた。その後、兄とともにルノーフレール社を設立。それが今に続くルノーの始まりなのだ。

本書はこういったストーリーのほかに、アルピーヌやゴルディーニの誕生経緯や『4』や『5』などの“数字の”ルノーをはじめとした各ルノー車の解説もあるので、俯瞰したルノーの歴史を楽しむことができるだろう。

なお本書は2016年刊行の同書を、創業120周年記念装丁に一新して刊行する新装版である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る