7冠F1王者の息子、ミック・シューマッハ19歳がF3欧州チャンピオンに

ミック・シューマッハがF3欧州王座を獲得。
ミック・シューマッハがF3欧州王座を獲得。全 4 枚

F1世界タイトルを7度獲得したミハエル・シューマッハ氏の息子、ミック・シューマッハが2018年のFIA F3 ヨーロピアン選手権でチャンピオンに輝いた。

1999年3月22日生まれの19歳、ミック・シューマッハは、歴代最多7度(1994~95、2000~04年)のF1世界タイトル獲得歴を誇るドイツの英雄ミハエル・シューマッハ氏の息子だ。カートからジュニアフォーミュラへと上がり、2017年よりFIA F3 ヨーロピアン選手権に参戦。そして今年、シリーズチャンピオンを獲得した。

ミックは「もちろん、タイトルを獲得できたことはとても嬉しい。この素晴らしい気持ちをどう表現したらいいのか分からないくらいだ」と語り、「素晴らしいチーム(プレマ・セオドール・レーシング)が、僕をベストなコンディションに置いてくれる。だから、重要なことに集中できるんだよ。これは成功のためのカギだと思う。そして我々はさらなるインプルーブにトライし続けてきた」と、チームを讃えている。まるでF1全盛時の父のような談話だ。

FIA F3 ヨーロピアン選手権の今季最終大会はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)との併催だった。DTMのシリーズ運営団体ITRの現在の長は、かつてF1でミハエル氏とも戦ったゲルハルト・ベルガー氏である。ベルガー氏は「ミハエルのことを思うと、とても嬉しい。いつか、彼が我々と一緒に(現場で)ミックの将来のキャリアを見守る日が来たら、と願っている」との旨を語っている(ミハエル氏は2013年の年末にスキー事故で負傷、現在も療養中)。

おそらくミックの将来の夢はF1で活躍することだろう。F3での実績も残したことで、今後、彼の前には道が開けてくることが予想される。そう遠くない将来、再び「M. Schumacher」の時代がモータースポーツのトップシーンに戻ってくるかもしれない。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る