ZF、3Dの車内モニターシステム開発中…自動運転か否かを判断

ZFが開発中の3Dの自動車インテリアモニターシステムのイメージ
ZFが開発中の3Dの自動車インテリアモニターシステムのイメージ全 1 枚

ZFは10月15日、3Dの自動車インテリアモニターシステムを開発していると発表した。自動運転時代の到来を見据えた技術となる。

3Dの自動車インテリアモニターシステムでは、室内のカメラがドライバーが運転操作を行っているのか、それとも運転操作を車両に任せる自動運転モードなのかを検出。これにより、緊急時にドライバーが迅速に運転操作を再開できるかどうかを判断する。

また、システムは乗員の位置を検出。万一の事故の際、シートセンサーとともに、エアバッグやシートベルトプリテンショナーの作動速度を判断する。室内のカメラは、シートベルトバックルセンサーの機能を補完し、乗員が適切にベルトを着用しているかどうかを確認する。

さらに、このシステムは、子どもの車内放置による死亡事故の防止にも貢献。システムが車内に取り残されている子どもを検知すると、車の所有者のスマートフォンに連絡すると同時に、車内温度を下げるために自動的に窓を開け、ホーンや緊急フラッシャーを作動させて、周囲に助けを求める。

なお、ZFは3Dの自動車インテリアモニターシステムを2021年後半から生産する計画、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  2. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  3. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
  4. レクサス『LC』、ハイブリッド廃止で自然吸気V8のみに 米2026年モデル
  5. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る