ルノー、自動運転車の車内エンタメをARで体験…パリモーターショー2018

ルノー AEX(パリモーターショー2018)
ルノー AEX(パリモーターショー2018)全 8 枚

ルノーグループ(Renault Group)は、パリモーターショー2018において、未来のモビリティとマルチメディアのコンテンツを、拡張現実(AR)によって体験できる「AEX」を発表した。

画像:ルノー AEX

AEXとは、Augmented Editorial Experienceの略。AEXは自動運転時代を想定して、フランスの大手メディア、チャレンジ社と共同開発された。チャレンジ社は、フランスで複数の雑誌を発行しているメディアグループ。ルノーグループは、同社に40%を出資している。

AEXの狙いは、将来の自動運転コネクテッドカーの車内で配信する新たなコンテンツを体験すること。フランスをはじめ欧州では、自動車通勤のドライバーが車内で過ごす時間は、毎日およそ2時間に達する。完全自動運転車が実用化されれば、ドライバーは運転操作から解放され、この2時間を自由に過ごすことができるようになる。

自動運転車の車内でAEXは、さまざまなコンテンツに音声コマンドでアクセスすることを可能にする。パリモーターショー2018のルノーブースには、大型のカプセルを設置。来場者はカプセルに入り、AEXの世界を体験した。カプセルでは、通勤、旅行、ビジネスミーティング、帰宅の4つのシーンをAEXで再現。来場者は未来の自動運転車の車内エンターテインメントの姿を体験している。

《森脇稔》

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