デンソーテン、タクシー予約・配車アプリの海外相互利用技術を開発

タクシー予約・配車アプリの海外相互利用
タクシー予約・配車アプリの海外相互利用全 2 枚

デンソーテンは10月30日、販売子会社のデンソーテン販売がタクシー予約・配車アプリケーションの海外相互利用を可能にするAPIを開発したと発表した。

デンソーテンでは、グループ各社の情報・通信技術を駆使した「Vehicle-ICT」への取り組みを推進。同社が60年以上にわたりノウハウを蓄積し進化を遂げてきたタクシービジネスにおいてもコネクティッド事業への取り組みを強化している。

今回開発したAPIは、タクシー予約・配車アプリの海外相互利用を実現する海外ローミングサービス。まず、日本と台湾の大手タクシー事業者で、今夏業務提携した大和自動車交通と台湾大車隊が実施している実証実験に採用された。

実証実験は、双方のホームページを通じて相手国・地域の観光地周遊タクシーや空港送迎タクシー、双方のタクシー予約・配車アプリを通じて相手国・地域の予約・配車サービスを提供するもの。デンソーテン販売は、海外相互利用を行う際に必要な双方のアプリをつなぐAPIを開発。まず、大和自動車交通のユーザーが台湾大車隊のサービスを利用する実証実験を9月1日から開始。台湾大車隊のユーザーが大和自動車交通のサービスを利用する実証実験についても年内に開始する予定だ。

台湾で大和自動車交通のアプリを利用して台湾大車隊のタクシーを呼ぶ台湾で大和自動車交通のアプリを利用して台湾大車隊のタクシーを呼ぶ

近年、日本と台湾を行き来する人々は増加の一途を辿っているが、タクシーに乗車しても言葉が通じず行先を正確に伝えられなかったという困り事も多い。今回開発したアプリに「乗車場所(迎え先)」、「行先」を登録すれば、言葉が通じなくても希望する場所への移動も簡単。乗車場所はスマートフォンのGPS機能による特定、行先はリストから選択、あるいは地図上での検索を利用すれば容易に設定できる。同アプリにより移動に関する障壁を緩和することが期待されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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