世界初のプラグイン燃料電池車、メルセデスベンツが欧州で発売…GLC ベース

メルセデスベンツ GLC F-CELL
メルセデスベンツ GLC F-CELL全 7 枚

メルセデスベンツは11月13日、燃料電池車の『GLC F-CELL』(Mercedes-Benz GLC F-Cell)を欧州市場で発売した。

同車は、メルセデスベンツの主力SUV、『GLC』をベースに開発された燃料電池車だ。GLC F-CELLの大きな特徴は、世界初の外部充電が可能なプラグイン機能付きの燃料電池車という点にある。バッテリーは、家庭および充電ステーションで充電できる。フル充電に要する時間は、およそ1時間30分となる。

モーターは、最大出力211hpを発生する。バッテリーは、蓄電容量13.7kWhのリチウムイオンバッテリーで、車体後部に搭載した。最大51kmのゼロエミッション走行を可能にする。

また、2本の水素タンクは床下に配置した。強固なカーボンファイバー製のタンクには、およそ4.4kgの水素が700バールの高圧で充填される。水素の充填に要する時間は、およそ3分だ。51kmのEVモードに加えて、水素と酸素で発電することにより、GLC F-CELLは最大およそ480kmの航続を可能にしている。

GLC F-CELLには、「ハイブリッド」、「F-CELL」、「バッテリー」、「充電」の4つの走行モードを持つ。すべての走行モードで、システムはエネルギー回収機能を備えており、ブレーキ時や惰性走行中にエネルギーを回収し、バッテリーに蓄えることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  2. カーボンで武装した“走り”のロールスロイス、英アーバンが約9000万円で発売へ
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. 「アルテッツァジータの再来か?」レクサスの新型『ES』にワゴン導入の噂、SNSでは「夢がある」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る