メルセデスベンツの次世代工場、5G通信やVR導入…2020年に「ファクトリー56」稼働へ

メルセデスベンツの次世代工場「ファクトリー56」のイメージ
メルセデスベンツの次世代工場「ファクトリー56」のイメージ全 3 枚

ダイムラー(Daimler)は11月15日、メルセデスベンツの次世代工場「ファクトリー56」(Factory 56)の詳細を発表した。

画像:メルセデスベンツの次世代工場「ファクトリー56」のイメージ

ファクトリー56は、デジタル、フレキシブル、グリーンを重視し、工場で働く従業員に焦点を当てた最新工場として、まずはドイツに建設されるもの。「インダストリー4.0」に沿う形でデジタル化されるだけでなく、グローバル生産ネットワークの他の工場とも接続される。ファクトリー56は、2020年の稼働を目指す。メルセデスベンツ乗用車の上級車やEVの生産を開始する予定で、次期『Sクラス』や、電動化に特化した新ブランド「EQ」も含まれる。自動運転タクシーも生産していく。

また、ファクトリー56には、AI(人工知能)やビッグデータ分析、予測的メンテナンスなどを導入する。生産計画や管理、品質保証において、高い効率性を追求する。たとえば、既存の生産データの分析を通じて、潜在的な障害を予測し、保守作業を事前に行うことも可能になる。

さらに、ファクトリー56には、強力なWi-Fiとモバイルネットワークを採用する。機械とシステムは互いにネットワーク化されており、効率的な5Gの無線通信ネットワークとモバイルネットワークがベースとなる。工場は完全にペーパーレスとなり、従業員はモニターとPDAを使って作業を行う。新型車の量産立ち上げの前には、「VR」(バーチャルリアリティ)によって、生産プロセスを視覚化し、従業員の研修に役立てる。従業員の勤務形態もフレキシブルとなり、従業員はアプリを使用して勤務時間を選択する、としている。

《森脇稔》

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