フォルクスワーゲンは11月16日、中国で開幕した広州モーターショー2018において、新型SUV『Tクロス』(Volkswagen T-Cross)の中国仕様車を初公開した。
Tクロスは、フォルクスワーゲンの新世代コンパクトSUVで、フォルクスワーゲングループのモジュラー車台、「MQB」をベースに開発された。『ポロ』サイズのSUVとなり、グローバル市場に投入される。
広州モーターショー2018では、Tクロスの中国仕様車が初公開された。欧州向けとは異なる専用のフロントマスクが特徴だ。フロントグリルは欧州仕様よりもスリムになり、ヘッドライトとの一体感が強調された。フロントバンパーの内部は、ブラックのハニカムパターンとし、スポーティさを演出する。ボディサイドには、メッキのドアハンドルが装着された。
また、中国向けのTクロスは、欧州仕様に対して、ホイールベースを85mm延長した。中国で需要のあるロングホイールベース化を図り、現地ユーザーのニーズに応える。なお、Tクロスは中国では、フォルクスワーゲンと上海汽車(SAIC)との合弁、上海フォルクスワーゲンから発売される。
フォルクスワーゲン Tクロス の中国仕様車