11月19日、金融商品取引法違反の容疑で東京地検特捜部に逮捕された日産自動車のカルロス・ゴーン会長。東京商工リサーチの調べによると、ゴーン会長の役員報酬額は9年累計で90億0900万円。1億円以上の役員報酬の開示制度が始まった2010年3月期決算から9年連続で1億円以上の役員報酬を得ていた。
ゴーン氏は2016年5月、日産自動車の傘下に収めた三菱自動車でも、2018年3月期に2億2700万円の役員報酬を受け取っていた。2018年3月期は2社合計で9億6200万円は同年度の11位に相当する。
累計額は過去9年で合計90億0900万円。内訳は日産自動車が9回で87億8200万円、三菱自動車が1回で2億2700万円。過去最高は2017年3月期の10億9800万円で、これは1億円以上の役員報酬を受け取った役員の歴代30位に該当する。年度別で役員報酬がトップだったのは2009年度(2010年3月期)、2010年度(2011年3月期)、2012年度(2013年3月期)の3回だった。