[取り付け方で音が変わる]パワードサブウーファーの固定

カロッツェリア・TS-WH500A
カロッツェリア・TS-WH500A全 1 枚

カーオーディオ製品の取り付けにまつわるセオリー等々を紹介しながら、カーオーディオの面白さ・奥深さを紐解こうと試みている当コーナー。現在は「パワードサブウーファー」の取り付けに関するあれこれを紹介している。今週は、「固定」の仕方を解説していく。

さて、「パワードサブウーファー」の取り付けにおいては、「できるだけ強固に固定する」こともポイントとなる。理由は2つある。1つは「安全性を確保するため」。「パワードサブウーファー」は“小型・薄型”モデルであってもそこそこの重さがある。なのでブレーキを踏んだタイミングで固定が外れたりすれば、結構危険なことにもなりかねない。さらには配線が緩んだり、ケーブルが断線するようなことになっても上手くない。電源ケーブルの導線部分がボディに触れて最悪“ショート”して車両火災に…、なんてことも起こり得る。

2つ目の理由は、「性能を引き出すため」。足場が不安定であれば当然、踏ん張りが効かなくなる。そうなるとパワーをロスすることとなり、十分に性能を発揮できなくなる。

では、どのように「固定」するといいのだろうか。もっとも理想的な取り付け方は以下のとおりだ。ベースボードを作り、それをフロアにがっちりと固定しそのボード上にビスで留める。このようにすれば万全だ。

なお、ベースボードを用いようとする際に、設置場所のフロアカーペットがしっかりと固定されている場合には、カーペットの下にベースボードを敷き「パワードサブウーファー」をカーペットと共締めする、というやり方が採用されることもある。こうするとボードを車体にネジ留めしなくても良いので車体側にダメージを与えないですむ。

ところで、「パワードサブウーファー」は手軽に導入できることがストロングポイントだ。なので、取り付け工賃もできるだけ抑えたいと考えられることも多い。そのような場合には、もう少々簡単な方法が選択されることもある。

多く見られるのは、付属のステーを使ってフロアの鉄板に直留めされるという方法か、もしくは「パワードサブウーファー」の底面に“面ファスナー”を貼り付けてフロアカーペットの上に置くという方法。なお後者においては、カーペットのタイプによってはしっかりと固定できない場合もある。そのようなケースでは、カーペット側にも“面ファスナー”を設置して固定することとなる。

今回はここまでとさせていただく。次週からは新章に突入し、「ユニットサブウーファー」の取り付けについて考察していく。お楽しみに。

【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part3 パワードサブウーファー編 その4「固定について」

《太田祥三》

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