渋滞率など、交通流をシミュレーションできるシステム 日立産業制御が開発

シミュレーション請負業務サービスにて作成した3Dアニメーションイメージ
シミュレーション請負業務サービスにて作成した3Dアニメーションイメージ全 1 枚

日立産業制御ソリューションズは20日より、道路を走行する車の挙動をシミュレーションした2Dアニメーションを作成し、精緻に渋滞率などのデータを集計・提示する交通流シミュレーションシステム「トラフィックスOD Ver3.1」を日本、中国、東南アジア地域で販売開始した。

トラフィックOD Ver3.1を活用することで、信号のない交差点での横断歩行者の挙動、公共交通機関の停車時間も考慮した、より現実に近い精緻なシミュレーションに基づいて新しい道路建設や渋滞対策など、さまざまな道路施策の効果や課題を定量的、視覚的に評価できる。

ラウンドアバウトなど、信号のない交差点でも横断歩行者の交通影響を考慮した交通流シミュレーションが可能。バスや路面電車、LRT、BRTなどの公共交通機関に関する利用者数や支払い方法などの情報を元に停車時間を考慮した交通流シミュレーションもできる。

また、同社がシミュレーションを受託するシミュレーション請負業務サービスの一環として3Dアニメーションを作成・提供してきたが、今回、既製の3D地図データを活用することで、従来よりも短期間で、実際の街並みに近いアニメーションを作成・提供する。

同社では、国内外の建設コンサルタントやゼネコンの道路施策立案関係者を中心に新製品を販売する計画。今後2年間で20システム、請負業務100件の受注を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  5. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る