最終便は乗車券のほかに整理券が必要…ラストランを迎える関電トロリーバス 11月30日

最終便の発駅となる黒部ダム駅で発車を待つ関電トロリーバス。
最終便の発駅となる黒部ダム駅で発車を待つ関電トロリーバス。全 1 枚

関西電力は11月30日、電気バスへの転換に伴ないトロリーバスのラストラン運行を行なう。

「関電トンネルトロリーバス」と呼ばれる関西電力のトロリーバスは、扇沢駅(長野県大町市)と黒部ダム駅(富山県立山町)の間6.1kmを結ぶ路線で、法規上は鉄道事業法や軌道法に基づく「無軌条電車」という分類に属する鉄道。関電トンネルは黒部ダムの建設現場へ資材を運搬するために建設されたが、ダムの完成後は立山黒部アルペンルートの一翼を担う観光路線として活用するべく、1964年にトロリーバスの運行を開始した。

電気バスへの転換は、現有車両が最も新しいものでも20年ほどが経過しており老朽化が進んでいること、中部山岳国立公園内を走行することから環境に配慮する必要があることがおもな理由で、関西電力は2017年8月28日にトロリーバスの廃止を発表。2019年4月には電気バスの運行を開始するとしており、鉄道としての運輸事業は終了する。

ラストランとなる11月30日は多数の来訪が予想されることから、最終運行となる黒部ダム16時35分発に乗車する際は、乗車券購入時に扇沢駅と黒部ダム駅で配布する整理券を提示する必要がある。

整理券の配布は11月26日から開始。扇沢駅では10時まで、黒部ダム駅では16時35分まで行なわれ、11月30日の扇沢駅では16時まで配布時間が延長される。配布枚数は両駅合わせて300枚で、1人2枚まで配布。乗車券1枚ごとに整理券1枚が必要となる。

なお、黒部ダム駅では、乗客と報道関係者以外、最終便を撮影することはできない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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