【青山尚暉のわんダフルカーライフ】愛犬の安全なクルマの乗せ方&降ろし方

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【青山尚暉のわんダフルカーライフ】愛犬の安全なクルマの乗せ方&降ろし方全 20 枚

もう何年も愛犬とドライブしているような愛犬家であれば「当たり前」と思うはずですが、愛犬を安全にクルマに乗せ、快適にドライブし、安全に降ろすには、ちょっとしたルールがあります。

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リードはどのタイミングで外す?

愛犬をクルマに乗せるときは、歩道側のリアドアから後席、バックドアからラゲッジのいずれの場合でも、リードをつけた状態で、飼い主より先に乗せるのが基本です。クルマに乗るのだから、もうリードは必要ない? とんでもありません。

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もしリードを外して乗せようとしたとき、バイクの爆音がしたりほかの犬が近寄ってきたりすれば、犬は驚き、また興味がほかにいって、素直にクルマに乗り込まずどこかへ走り去ってしまうかもしれません。

そしてリードを外すタイミングは、車内に乗せ、キャリーバッグやクレートに入り、あるいは車内用リードや犬用シートベルトを装着し、すべてのドアを閉めてからなのです。もし、車内でドアを閉める前にリードを外したとすれば、なにかの拍子に車外へ飛び出してしまう危険性があります。

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飼い主よりも先に乗せるので、愛犬の乗せ場所は歩道側に対して奥の席、つまり開閉しないドア側ということになります。その最大の理由は降ろすときに分かります。

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降ろすときは犬の習性に注意

愛犬をリアドアから降ろす際は、乗せるときとまったく逆の手順になります。車内でリードをつけてから、飼い主が先に降り、愛犬をゆっくりと降ろします。先に降ろしては絶対にいけません。たとえ歩道側でも、歩行者や自転車、お散歩中の犬と接触してしまう危険性があるからです。

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ただし、ラゲッジルームに乗せた愛犬をバックドアから降ろすときはさらに注意が必用です。リアドアは少しずつ開くことが可能でも、多くのバックドアは縦に横幅いっぱいに大きく開くため、もしノーリードで降ろそうとすると、飼い主の体のブロックをすり抜けて車外へ飛び出してしまう可能性があります。

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犬の習性からすれば、いかに車内が広く快適なクルマでも、普段の家の中の生活と比べると「狭い場所に閉じ込められている」という感覚はぬぐえず、ドアが開いた瞬間、広い場所、新鮮な空気が吸える場所を求め、勢いよく飛び出したくなる心理がはたらくのです。

多頭をクルマに乗せて移動することも多いドッグトレーナーやブリーダーさんが、ルノー『カングー』など、観音開きや横開きのバックドアを備えたクルマを愛用するケースが多いのは、バックドアからの犬の飛び出しを防ぐためでもあるのです(バックドアを開ける際、少しずつ開くことができ、飛び出そうとする犬を人間の体でブロックしやすい)。

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もちろん、一般的なバックドアを備えたワゴンやSUVでも、ペット先進国スウェーデンのボルボのようにしっかりとしたキー付きのドッグゲートなどを装備すれば(対応車種が限られるとはいえ)安全・安心ですね。

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愛犬の命を守るために大切なこと

ところで、車内で、犬を絶対に乗せてはならない場所があります。それは助手席。小型犬の飼い主でかわいさ余って、飼い主のすぐ近くの助手席に乗せているクルマをよく見かけますが、落ち着かない犬だと運転に支障をきたし、万一運転席の足元に落ちたりすれば、犬が危ないどころかペダル操作ができなくなり、事故に直結です(道路交通法違反になる可能性も)。さらに、エアバッグが開くような事故に遭遇した場合、エアバッグの爆発(急激な膨らみ)によって愛犬が大けがをしてしまうことさえあるのです。

そう、愛犬の乗せ場所は、くどいようですが、後席、またはワゴンやSUVのラゲッジルームに限ります。

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とはいえ、甘えん坊の犬、さびしがり屋の犬だから、できるだけ飼い主の近くに座らせたい…という場合もあるでしょう。大型犬でラゲッジルームに乗るのが好きな子であれば、5:5、6:4分割の後席片側をフラットに倒し、飼い主のすぐ横に乗車させるといいでしょう。後席が4:2:4分割なら、中央の2部分(アームレスト部分)のみ倒してあげても、飼い主のすぐ近くでドライブを楽しめ、ラゲッジルームにエアコンの風が届きやすくなるメリットもあります。

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どうしても超小型犬を助手席に乗せたい…そんな飼い主さんのほぼ唯一の安全な乗車方法は、ホンダ純正ドッグアクセサリー、Honda Dogシリーズの「ペットシートプラスわん」(内部に飛び出し防止のリード付き)を使うこと。助手席に確実、安全に固定できる、上部、左右がメッシュになっているキャリータイプの安全シートですが、前側に大きく角度をつけることで、エアバッグの展開から逃げることができるデザインなのです。

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「どうしても超小型犬を」と書いたのは、その前部の角度から、わが家のジャックラッセルのララが子供のころは乗れたのですが、現在8kgに成長した今では狭くて乗れません。なので超小型犬としたのです。

それはともかく、愛犬をクルマに乗せ、くつろがせ、降ろすときには、実は細心の注意が必用なのです。家族の一員でもある愛犬の安全、命のためにも、ぜひ参考にしてください。

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《青山尚暉》

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