トラックに着脱できるスノープラウ、さらにボタン一つで変身…ハイウェイテクノフェア2018

飛鳥特装が展示したスノープラウ
飛鳥特装が展示したスノープラウ全 4 枚

本格的な冬シーズンを迎え、北国ではすでに雪が積もっているところも出ている。そんなところで活躍するのが除雪車だ。「ハイウェイテクノフェア2018」(11月28~29日、東京ビッグサイト)で飛鳥特装(本社・神奈川県相模原市)が展示したものは画期的だった。

それは米国製のトラック用スノープラウで、トラックの前方に簡単に設置できるというものだ。もちろん設置するには車両にマウントをつける必要があるが、その時間はわずか30秒。しかも、スノープラウは状況に応じて3形態にボタン一つで変化させることができる。

V字型にして雪を左右に散らしたり、逆V字型にして雪を集めたり、またストレートにして雪を左や右に寄せることができるのだ。「こんなことをできるのはこの製品以外にありません」と同社関係者は強調し、こう付け加える。

「夏場は普通のトラックとして使えるので、非常に好評です。今年は約80台販売し、ここ数年右肩上がりで販売が増えています。最近は自治体や建機のリース会社の間で、除雪車からこのスノープラウに変えようという動きが出てきています」

価格も約200万円と、除雪車に比べて格段に安いのも需要が年々増えている一因といいだろう。ただ、設置する場合、注意点があるそうだ。それはプラウの重さが300kg以上あるので、軽いトラックだと後輪が浮いてしまうことがあるのだ。そのために重りを乗せる必要があるとのこと。

飛鳥特装はハイウェイテクノフェアに今回初めて出展したため、同社関係者は来場者の反応を少し心配していたそうだが、予想以上の来場者が訪れ、手応えを感じている様子だった。「2019年2月には山形県で開催される除雪展に出展する。そこでもこのスノープラウを積極的にアピールしていきたい」と意気込んでいた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る