11月の新車総販売は8.6%増と2か月連続で高水準

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日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が12月3日に発表した11月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比8.6%増の44万1943台と2か月連続でプラスとなった。今年最高の伸びとなった10月(12.5%増)に続く高水準の販売だ。

このうち登録車は8.3%増の27万9594台と、2か月連続のプラスだった。各社の新モデル効果に加え、昨年秋に表面化した完成検査問題で前年に販売減となっていた企業の販売が大きく回復している。

ブランド別では日産が10月の2.2倍増に続いて11月も42.4%増と、完成検査問題で不調だった昨年から大幅な回復となった。『CX-8』など人気SUVに加え、改良モデルを積極投入してきたマツダも48.1%増と大きく伸ばした。最大手のトヨタは4.8%増と小幅だが、2か月連続のプラスだった。またSUBARU(スバル)は3.0%減で、17年11月から13か月連続でのマイナスとなったものの、落ち込み幅は縮小してきた。

一方、軽自動車の総台数も9.2%増の16万2349台と好調で、7月から5か月連続のプラスになった。

メーカー別では受注への供給が追い付かない『ジムニー』など新モデルが好調なスズキが12.1%増だった。また、日産も15.3%増と2ケタ成長を確保した。さらに「N」シリーズが快走しているホンダも7.8%増と高水準をキープしている。販売シェアは32.0%となったダイハツが2か月連続でトップを守った。

《池原照雄》

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