アストンマーティンが旧車を「カセット方式」でEV化、将来の内燃機関車の登録禁止に対応

アストンマーティン DB6 ヴォランテ(1970年式)をEV化
アストンマーティン DB6 ヴォランテ(1970年式)をEV化全 9 枚

アストンマーティン(Aston Martin)は12月5日、同社のクラシックモデルをEV化する「EVパワートレインコンセプト」の第一号車を発表した。

アストンマーティンは電動化への取り組みを強化している。『ラピード』をベースにしたEV、『ラピードE』を2019年に量産化する予定で、その後、世界初の高級電動車ブランドの「ラゴンダ」の高性能EVも投入する計画を掲げている。

アストンマーティンは、この電動化戦略の一環として、クラシックモデルをEV化するEVパワートレインコンセプトの第一号車を発表した。まずはアストンマーティンの名車のひとつ、1970年式『DB6ヴォランテ』をEV化した。アストンマーティンによると将来、内燃機関車の登録が禁止された場合でも、クラシックカーを走行させられるソリューションを目指して開発したという。

アストンマーティンは、「カセット方式」と呼ぶEVパワートレインを開発した。これは、ラピードEのノウハウを応用したもので、オリジナルのエンジンやトランスミッションの場所に、モーターやバッテリーなどのEVパワートレインを搭載する。オーナーが希望すれば、元のパワートレインに戻すことができるという。

アストンマーティンのアンディ・パーマー社長兼CEOは、「クラシックカーの使用が今後制限される可能性を認識している。アストンマーティンの次の100年計画では、新型車だけでなく、貴重なヘリテイジモデルを保護していく」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 8人乗りのフォルクスワーゲン登場! 選択肢広がるミニバン『マルチバン』
  2. 雨音もロードノイズも低減! 車内静音化のスゴ技とは[音の専門店が頼りになる理由]
  3. “効く”のか、“効いた気になる”のか? アーシングの真実と電気系リフレッシュ術~カスタムHOW TO~
  4. 「これぞBMW」「グリルはこれくらいが…」BMWの新型シューティングブレーク、そのデザインに反響
  5. 1位は「電動アシスト自転車」1000kmの走行距離、パンクレスタイヤで注目…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  2. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  3. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  4. スバル『BRZ』、エンジン改良で安全性強化…332万2000円から
  5. 世界唯一のマッスルEV『チャージャー・デイトナ』に4ドアセダン登場
ランキングをもっと見る