XC40 のカジュアルで強い存在感…片岡英明【日本カーオブザイヤー2018-19】

日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019:ボルボXC40
日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019:ボルボXC40全 4 枚

「日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019」の最終選考会が7日、東京都内で行なわれ、ボルボ『XC40』が“今年の1台”に決まった。選考委員でモータージャーナリストの片岡英明氏はXC40に10点を投じた。

以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された片岡氏のコメント。

☆☆☆

ボルボのエントリーモデルだが、カジュアルさを上手に表現しながら強い存在感を放っている。ボトムに位置するが、ヒエラルキーにこだわらないクルマづくりも高く評価できる。

デザインも独特の個性があり、2トーンのボディカラーはファッショナブルだ。インテリアもプレミアム感覚にまとめ、シートも心地よい。快適装備も充実している。使い勝手のよさも魅力のひとつだ。キャビンも満足できる広さで、前席だけでなく後席も実用になる広さ。ラゲッジルームは荷物を積みやすい。

走りの実力も非凡だ。新世代のCMAプラットフォームを採用した最初のボルボ車であり、走らせるとスポーティさと快適性の妥協点が高い。背の高さを意識させない軽快な走りを実現し、ワインディングロードから高速道路まで、気持ちよく走れる。エンジンも軽快なパワーフィーリングだ。どのステージでも余裕がある。

また、安全装備も抜かりはない。ベースグレードから上級の『V60』と遜色ない装備内容で、対向車対応の自動ブレーキまでも標準装備とした。400万円を切るリーズナブルな価格設定やプラグインハイブリッド車などの発売を予定しているのも好印象だ。

☆☆☆

全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラスポーツ:6点
マツダCX-8:2点
三菱エクリプスクロス:3点
アルファロメオ・ステルヴィオ:4点
ボルボXC40:10点

日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を対象車10車種(10ベスト)のうち5車種に配点する。そのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。10点を与える車種は1車種とする。2018-2019では、ボルボXC40が363点でイヤーカーに選ばれた。次点はトヨタ『カローラスポーツ』の314点、3位はフォルクスワーゲン『ポロ』の197点だった。

《出典:日本カー・オブ・ザ・イヤーHP》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  2. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  3. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  4. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
  5. プロが教える“失敗しない”キャリパー選びと注意点~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る