ポルシェが歴代最速ベスト5発表…1位はPHVスーパーカー、30年前の名車も

ポルシェ 918スパイダー(2013年)
ポルシェ 918スパイダー(2013年)全 5 枚

ポルシェ(Porsche)は12月11日、歴代モデルの中で最速となるベスト5モデルを発表した。

今回発表されたベスト5は、レーシングカーを除いたポルシェの公道走行可能な市販モデルだ。スポーツカーの性能を示す指標のひとつ、最高速に焦点を当てて、ベスト5を選出している。

ポルシェ最速の歴代ベスト5は以下の通り。

1、918スパイダー(2013年)345km/h
2、911GT2RS(2017年)340km/h
3、959S(1987年)339km/h
4、カレラGT(2004年)334km/h
5、911ターボS(2016年)330km/h

注目できるのは、3位のポルシェ『959S』。今からおよそ30年前の1987年に登場したにも関わらず、現行ポルシェの最速モデルで2位の『911GT2RS』の最高速340km/hに匹敵する性能を持つ。

ポルシェ『959』は、当時の『911』のテクノロジーをベースに開発され、292台が限定生産された。4バルブのシリンダーヘッドを備えた排気量2848ccの水平対向6気筒ツインターボエンジン(最大出力450ps、最大トルク51kgm)、電子制御シャシー、4WDシステム、エアロダイナミクスを最適化したボディに至るまで、ポルシェが当時の自動車エンジニアリングの粋を結実させたモデルだ。42万ドイツマルク(当時の日本円で約3600万円)という価格にもかかわらず、959はすぐに完売した。

また、1位はポルシェのプラグインハイブリッド(PHV)スーパーカー、『918スパイダー』だ。レーシングカーの『RSスパイダー』譲りのV型8気筒ガソリンエンジンは、排気量が4.6リットルで、最大出力は608ps/8700rpmを発生する。このV8エンジンに2個のモーターを組み合わせたPHVシステムを搭載し、それぞれのモーターの最大出力は、フロントが130ps、リアが156psで、エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、887psとなる。トランスミッションは7速PDK。0~100km/h加速2.8秒、最高速345km/hのパフォーマンスを実現していた。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 軽オープンスポーツカー、2代目ダイハツ『コペン』が誕生!!
  2. ランドローバーが『ベイビーディフェンダー』発売ってほんと? これが市販デザインだ!
  3. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  4. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  5. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る