中国政府、米国車に対する25%の追加関税を一時停止…2019年1月から3か月間

米国で生産されているGMのキャデラック・エスカレード
米国で生産されているGMのキャデラック・エスカレード全 1 枚

中国政府の財政部は12月14日、米国からの輸入車に対する25%の追加関税を、2019年1月から3か月間、停止すると発表した。

現在、中国は米国からの輸入車に対して、40%の関税を課している。これは、今夏から米中の間で起きている貿易戦争の影響だ。米国政府は2018年7月、中国の知的財産侵害に対しての制裁を発表し、自動車などの中国製品に25%の関税を上乗せした。

これに対して、中国政府は2018年8月、米国からの輸入車などに、25%の関税を上乗せする報復措置を発表していた。その一方で、米国以外の国からの輸入車の関税は、15%に引き下げた。米国に対しては、この15%に25%を上乗せし、40%という高い関税となっていた。

中国政府の財政部は12月14日、米国からの輸入車に対する25%の追加関税を、2019年1月から3か月間、停止すると発表した。これにより、米国車に対する関税は、他の国からの輸入車と同じ15%になる。中国政府は、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われたG20での米中首脳会談における合意を受けた措置、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  2. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  3. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  4. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る