ホンダ NSX のエンジン音で乳幼児が泣き止んだ…あやし効果あり[動画]

ホンダ サウンド シッター スペシャルムービー
ホンダ サウンド シッター スペシャルムービー全 4 枚

ホンダは、乳幼児(生後5か月~1歳半)に対する自動車エンジン音の鎮静効果を検証。12人中11人が泣き止み、7名の心拍数が安定する実験結果を得た。

【画像全4枚】

ホンダが行った調査では、乳幼児がいる母親の75.3%が「子どもが泣いてしまうことを心配して、外出することが億劫になる」と感じていることが分かった。この調査結果を受け、ホンダは“車のエンジン音"と“胎児が母親のお腹の中で聞く胎内音"の周波数が近いことに着目。サウンドヒーリング協会の喜田圭一郎氏監修のもと、泣いている乳幼児に車のエンジン音を聞かせる実験を行った。

実験は生後5か月~1歳半頃までの乳幼児12名を対象に実施。泣き始めてから、無音・NSXエンジン音(85db)の2パターンで、心拍数の計測と乳幼児の表情を点数化して測定。その結果、2分間エンジン音を聞いた12人中11人の表情が穏やかになるとともに、泣き声が聞こえない状態になり、そのうち7名の心拍数が安定した。無音状態と比較すると、車のエンジン音には乳幼児に対する鎮静効果があるようだ。

ホンダでは実験結果をもとに、NSXのエンジン音が再生されるクルマ型のぬいぐるみ「ホンダ サウンド シッター」を制作。実験の様子やぬいぐるみの制作過程、ぬいぐるみを親子が使う様子を追ったスペシャルムービーを12月17日に公開した。ぬいぐるみの市販予定はないが、特設サイトでエンジン音の試聴ができるほか、12月18日から24日の期間、ホンダ サウンド シッターを実際に体験できるイベントをホンダウェルカムプラザ青山で開催する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. 4ロータリーエンジン搭載!マッド・マイクの究極RX-3ワゴンを完全再現、ホットウィール『ローニン・ランII』シリーズに大注目PR
  4. トヨタ『スープラ』1000台以上をリコール…水が浸入して火災のおそれ
  5. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る