ポルシェ初のEVスポーツ、部品輸送もゼロエミッションで…EVトラック導入へ

ポルシェ・タイカンの部品を輸送するMANのEVトラック、eTGM
ポルシェ・タイカンの部品を輸送するMANのEVトラック、eTGM全 2 枚

ポルシェは12月14日、ポルシェ初の量産EVスポーツカー、『タイカン』(Porsche Taycan)の2019年からの生産に向けて、同車の部品を輸送するトラックにEVを導入すると発表した。

タイカンは、コンセプトカーの『ミッションE』の市販版となる。EVパワートレインには、最大出力600psを超える2基の永久磁石シンクロナスモーター(PSM)を搭載し、0~100km/h加速は3.5秒以下で駆け抜け、0~200km/h加速も12秒以下の性能を発揮する。1回の充電での航続は、500km以上の性能を備える。

ポルシェはタイカンの2019年からの生産に向けて、同車の部品を輸送するトラックにEVを導入する。このEVトラックは、ポルシェと同じくフォルクスワーゲングループに属するMAN初のフルEVトラック、『eTGM』だ。

eTGMには、最大出力360hpを発生するモーターを搭載する。バッテリーは蓄電容量149kWhのリチウムイオンバッテリーで、1回の充電での航続は、最大130kmの性能を持つ。出力150kWの急速チャージャーを利用すれば、45分で100km走行分のバッテリー容量を充電できる。最大積載量は18トンだ。

ポルシェ・タイカンのティザーイメージポルシェ・タイカンのティザーイメージ

ポルシェは、タイカンを生産するドイツのツッフェンハウゼン本社工場とサプライヤーの間の約19kmを、eTGMにタイカンの部品を積んで輸送する。ポルシェは、EVトラックを生産ロジスティクスに組み込むことで、ポルシェが「ゼロ・インパクト・ファクトリー」への道のりの一歩を踏み出す、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 洗車機=傷が付くはもう古い! 最新洗車機の凄さとプラスアルファの洗車法
  2. トヨタがインドで新型SUV『アーバンクルーザー・タイザー』を発表…Aセグメント再参入[詳細写真]
  3. 夜行高速バス「ドリーム号」、深夜の乗務引継ぎを見学する
  4. メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始
  5. 【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」
  6. 3万ドルなら大人気確定!? テスラの新型コンパクトEVは『モデル2』か否か?
  7. AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン[詳細画像]
  8. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファーの小型・薄型モデルでは、振動板サイズとボディの堅牢さを要チェック!
  10. カヤバが解説するサスペンションの全貌
ランキングをもっと見る