欧州自工会、新たなCO2規制案に反対…「CO2の37.5%削減は厳しい」

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欧州自動車工業会(ACEA)は12月17日、欧州で導入予定の新たなCO2規制案に関して、反対する声明を発表した。

EU(欧州連合)は12月17日、2030年の乗用車に適用するCO2の排出量を、2021年に対して37.5%削減する規制案を発表した。

欧州自工会は直ちに、この規制案に反対する声明を発表した。「2030年の目標が技術的、社会経済的な現実を考慮せずに、純粋に政治的動機によって推進されていることが残念だ」とした。

この背景には、CO2を37.5%削減するという目標が、既存のエンジンの改良車やハイブリッド車の販売比率を引き上げることでは、達成が困難と見られることがある。欧州自工会は、「CO2排出量をさらに削減することにコミットしているが、この目標は欧州の自動車業界にとって極めて厳しいものになる」としている。

《森脇稔》

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