ヴァレオの自動運転「Drive4U」体験、スムーズで自動だとは気づかない人も…CES 2019

ヴァレオ CES 2019
ヴァレオ CES 2019全 5 枚

1月6日(アメリカ太平洋時間)、ラスベガスで開催される世界最大の家電展示会「CES 2019」の開幕を目前にして、フランスの自動車テクノロジー企業ヴァレオは、メディア向けに自動運転システム「Drive4U」の試乗を実施した。

【画像全5枚】

会場に現れたのは、ヴァレオのカラーリングが施された『レンジローバー・イヴォーク』。LiDARやカメラなど、様々なセンサーが取り付けられている。助手席に乗り込むと、センターパネルの部分に取り付けられたディスプレイが目に入った。運転席に座っていた担当者によると、このディスプレイには自動運転に必要な情報が表示されており、青いドットは事前に登録されている地図による情報で、赤いドットはリアルタイムに取得したデータを示しているという。この他にも、近くを走るクルマがオレンジ色の四角で表示されており、道路の状況に合わせて信号や車線も映し出されていた。

担当者が運転席と助手席の間にあるつまみを引き上げると、自動運転が開始。乗っているだけではいつ自動運転が切り替わったのかわからないほど、移行はスムーズだ。赤信号でしっかりと停止するのはもちろん、目の前のクルマとの車間距離もしっかりと取り、ブレーキのかけ方もまるで運転に慣れた人間が踏んでいるかのように自然であった。途中、少し前方に隣の車線から他のクルマが割り込むということがあったものの、「Drive4U」は慌てることなく、また一定の車間をキープすることができていた。

左折(日本でいう右折に相当)も車線を外れることなく正確に曲がり、そのままスタート地点へと戻ることができた。運転手の真後ろに座っていた同乗者は、「最後までいつ自動運転に切り替わったのかわからなかった」というのだから、そのスムーズさ、そして運転の正確さが伝わることだろう。

事前に指定されたルートの走行ではあったものの、非常にスムーズな自動運転を実現している「Drive4U」。担当者によると、ヴァレオはフランスの企業ということもあり、これまではパリで数多くの試験走行を実施してきたとのこと。今回はラスベガスでの試乗に合わせて調整したということで、各都市に合わせたカスタマイズが必要になるということだ。

また、現地にいた開発者によると、「Drive4U」の目指す自動運転は「レベル4」。どんな想定外の事態でもドライバーに運転を押し付けることにはならないという。誰もが思い描く「自動運転」は、着実にその形を見せはじめている。

《関 航介》

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