電費を向上する熱マネジメントシステム、ケーヒンが出展…オートモーティブワールド2019

ケーヒン(オートモーティブワールド2019)
ケーヒン(オートモーティブワールド2019)全 6 枚

ケーヒンは1月16日に東京ビッグサイトで開幕したオートモーティブワールド2019で、電気自動車を始めとする電動車の電費改善に寄与する熱マネジメントシステムのコンセプトを出展している。

【画像全6枚】

開発を手がけたケーヒン開発本部システム開発部第一課の中山浩太朗氏は「既存の電気自動車を解析したところ結構、熱を無駄にしていることがわかった」ことが開発のきっかけになったと語る。

というのも、従来はバッテリーを始めパワーコントロールユニット(PCU)、モーターなど熱を出すユニットはそれぞれ個別に冷却水の流路や流量を制御して温度調整を行っているため、「PCUの温度を下げるために使った冷却水は、ラジエターで熱を単に逃がしていた」からだ。

「PCUやモーターには、それぞれ最適な温度がある。例えばPCUの冷却に使った水を他のデバイスの冷却に流用すれば非常に効率が良いものになる。そこで、それぞれを最適な温度にするための熱マネジメントシステムのサーキットを組んだ」と中山氏は語る。

これにより「これまでデバイスごとにあった冷却用ポンプを削減するとともに、バルブの電力消費を抑えることもでき、電動での走行距離が3%向上できる」という。

またケーヒンの熱マネジメントシステムは、バッテリーマネジメントシステムに制御を統合していることも特徴となっている。さらに中山氏は「熱コントロールシステムは、電費以外の部分でも活用していきたい」とも話していた。

《小松哲也》

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