防災をライフスタイルに! 生活者向けのオシャレな防災ブランド「+maffs」始動 モリタグループ

防災をライフスタイルに! 生活者向けのオシャレな防災ブランド「+maffs」始動 モリタグループ
防災をライフスタイルに! 生活者向けのオシャレな防災ブランド「+maffs」始動 モリタグループ全 8 枚

消火器や消防車で業界トップシェアを誇るモリタグループの、モリタ宮田工業が2019年1月16日、東京・二子玉川にある蔦谷家電で新ブランド発表イベントを開催。生活者のライフスタイルに寄り添う防災ブランド「+maffs」(マフス)の立ち上げを発表した。

そんな+maffsのブランドコンセプトは『防災をライフスタイルに。』。防災というライフスタイルがそれぞれの生活者のものとなり、それにより1人でも多くの人が災害を乗り越えていける未来を目指す。

今回の新ブランド立ち上げについて同社代表取締役社長の田中氏は、昨今発生が懸念されている南海トラフ地震と震源を同じくする、日本最古の歴史書に記された白鳳地震を例にあげ、「発生から1300年以上が経過した今日、文明は大きく発展し、社会インフラも比較にならない程整いましたが、南海トラフ地震での想定被害は30万人とも言われています。私達が取り組もうとしているのは、そんな1300年の間に大きく変える事ができなかった、生活者1人1人の防災意識に対する変化を起こす事だと考えています。」と語り、その為の新ブランドである事を強調した。

また、新ブランドの発表と同時に、同ブランド初の商品としてホワイトとブラックのオシャレな消火器、「+住宅用消火器」の先行発売を開始。従来の「目立つ」事を目的とした真っ赤な消火器とは一線を画した、シンプルで違和感なく生活の一部に溶け込むようなスタイリッシュなデザインがお披露目された。

100年以上も防災に関わり続ける同社が今、最も解決したい課題は『災害を目の当たりにした時にしか備えないという現状』だ。

プロジェクトを担当した北里氏は、「次にもしも災害があった時に、きちんとメンテナンスがされてなければ、いざという時に備えていたものが役にたたないということも起こり得ます。そのため、我々が目指したい未来というのは全ての人が防災を継続的に自分事にして、能動的に備えるようになる事。デザインのチカラで暮らしの中に防災商品の居場所を作ることができれば、その未来に一歩近づくと考えました」と、今後も住環境に馴染む商品展開に意欲を見せた。

どうしても不安や恐怖心などネガティブな感情に訴えかける場面が多い、防災という言葉。しかしネガティブな心理は、当事者以外は自分事として捉えにくい事実に気付いた同社が、ポジティブなアプローチとしてスタートさせた+maffs。ライフスタイルと防災の接点として、今後も様々なイベントを企画予定だ。

《先川知香》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. 山陽道・福山SAにガシャポン専門店、中国地方初 7月18日オープン
  4. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る