カー用品のミラリード、債務整理へ 負債総額27億円

ミラリード(WEBサイト)
ミラリード(WEBサイト)全 1 枚

東京商工リサーチによると、カー用品メーカーのミラリードが1月18日、債務整理を小川朗弁護士(東京桜橋法律事務所)ほか1名へ一任したことがわかった。負債総額は約27億5200万円(2017年9月期決算時点)だが、その後変動している可能性がある。

ミラリードは、自動車用ウインドウフィルムやシェード、ランプやドリンクホルダーなど、カーアクセサリー全般を取り扱う専門メーカー。愛知県内に自社工場を持つほか、全国主要都市に営業所を設置し、「MIRAREED」ブランドの商品は、カー用品チェーン店やホームセンターなどで広く販売されていた。最近では急発進防止装置「ペダルの見張り番」(現在はSIXフィーリングが販売)などがヒットし、2017年9月期は売上高34億0200万円に上昇。また、近年は植物由来のバイオマスプラスチック製造事業にも乗り出し、マスコミなどでも注目されていた。

しかし、設備投資やバイオマス事業の開発費がかさみ、金融債務も過大となっていた。一方、2018年9月期は回転率の悪い商品の絞り込みを行ったことでカー用品の返品が増加、また天候不順の影響も受けて売上が伸び悩んだ。2018年12月以降、取引先への支払遅延や一部従業員の給与の遅配などで資金繰り悪化が露呈し、動向が注目されていた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る