奥羽本線秋田-土崎間に新駅…秋田市の新たな交通結節点「泉外旭川駅」 2021年3月開業予定

泉外旭川駅のイメージ。駅舎が上下線に挟まれる形で設置され、駅前とは自由通路で結ばれる。
泉外旭川駅のイメージ。駅舎が上下線に挟まれる形で設置され、駅前とは自由通路で結ばれる。全 3 枚

JR東日本秋田支社は1月18日、奥羽本線秋田~土崎間に新駅「泉外旭川(いずみそとあさひかわ)」駅(仮称)を設置することを明らかにした。開業は2021年3月を予定している。

2018年7月に秋田市からJR東日本へ新駅設置に関する協議の呼びかけがあり、同年9月にはJR東日本が協議を了承。「泉・外旭川新駅(仮称)等整備事業に関する基本協定」が締結されたことにより、建設が進められることになった。

秋田市によると、駅が設置される泉・外旭川地区は、土地区画整理事業や宅地開発などの進行により居住環境が向上し、人口が密集する地域になりつつあるという。反面、秋田・土崎の両駅から2km以上離れている地域やバス停から300m以上離れている地域があり、新駅はそれらの地域の利便性向上が期待されるとして、2016年3月に策定された秋田市地域公共交通網形成計画の一施策として構想されていた。

秋田市が2017年8月に公表した「泉・外旭川新駅(仮称) 費用便益分析等業務委託報告書」によると、開業を予定している2021年の駅勢圏人口を3万6528人、駅利用者数を2118人と予測。認可した国土交通省東北運輸局では「泉・外旭川地区に新たな交通結節点が整備され、地域住民の利便性向上や周辺公共施設等へのアクセス機能強化が期待されます」としている。

所在地は秋田県秋田市泉菅野2丁目18番地内で、2面2線の構内や駅舎、自由通路などを備える地上駅となる。今後は2月に支障改修工事を開始し、3月までに新駅の設計を完了。11月に着工する予定。駅周辺では、駐輪場や一般車乗降場、バス停などの整備が行なわれ、総事業費は20億5000万円程度が見込まれている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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