「国際学生EVデザインコンテスト2019」APEVがエントリー受付開始…社会のかかわり

キックオフ記者会見
キックオフ記者会見全 8 枚

電気自動車普及協会(APEV)は1月25日、「国際学生EVデザインコンテスト2019」のキックオフ記者発表会を開催。2月5日からエントリーを受け付けると発表した。

このコンテストは「EV の可能性を通して次世代を担う学生を育成すること 」を目的として2013年から隔年開催され、今回が4回目。課題は前回と同じ「ゼロエミッションEVの可能性を最大限に活用した未来のモビリティと、その社会のかかわりのデザイン提案」というもの。

ただし今回は「地上を走ることを基本とする」という注釈が加えられている。未来の社会やインフラを構想し、それが車両デザインにどのように反映されているのかを考え、提案することが求められる。

参加できるのは「2019年4月時点で18歳以上の、国内外の学生」で、個人でも複数名のチームでもエントリーが可能。エントリーの締切は4月30日となっている。エントリー作品は前回と同様に、2度の中間審査を経てファイナリストが決定される。中間審査を通過した応募者を対象に、ワークショップを開催するのも前回と同様だ。

ワークショップは審査員を務めるデザイナーや協賛各社のプロフェッショナルから直接指導を受ける機会となるだけでなく、他校の生徒と直接コミュニケーションでき、競い合える貴重な機会となる。またワークショップに参加できないエントラントもSNSを通じて制作活動の状況を共有し、情報交換できることになっている。

エントリー用紙や応募作品の内容構成といった募集要項、そして審査員や審査基準、詳しいスケジュール等は、APEVのウェブサイトで見ることができる。なお前回は世界16か国、合計96チームのエントリーがあったという。

記者発表会の後には、過去にこのコンテストで受賞した若手デザイナー4人によるパネルディスカッションと、日野自動車の新事業企画部兼コーポレート戦略部主査、松山耕輔氏の講演がおこなわれた。

パネルディスカッションでは、こうしたコンテストで競うことのメリットや苦労話が披露された。また松山氏の講演では、モビリティをデザインする際には「移動すること」の根源的価値を見つめ直すことの重要性が語られた。

《古庄 速人》

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