[カーオーディオ 製品選び]メインユニット…2DIN機のトレンド分析

クラリオン・CX315
クラリオン・CX315全 2 枚

カーオーディオを趣味としている方々に向けて、さらにはこれから始めたいと思っている方々に向けて、製品選びの段から楽しんでいただこうと、ユニットチョイスの“傾向と対策”を解説している。現在は、「メインユニット」にスポットライトを当てている。

今回は、“2DIN機”についての解説をお届けする。“1DIN機”に比べると製品数はやや少なめだが、“2DINメインユニット”も根強く“非ナビ派”のドライバーに選ばれ続けている。

さて、“1DIN機”と比べたときの“2DIN機”のメリットとはなんだろうか。最大のメリットはズバリ、「センタークラスターパネル内を“メカ”で埋め尽くせること」である。メインユニットを交換可能な車種であれば2DINスペースが確保されている場合が多いが、そこに“1DIN機”を入れると1DIN分のスペースが空いてしまう。その“空き”を美しくないと思ったときには、“2DIN機”を用いれば話が変わる。「無駄にスペースを余らせないですむ」のだ。

ところで数年前から、新ジャンルの“2DIN機”が登場している。“ディスプレイオーディオ”と呼ばれる、フロントフェースにモニターを備えた“2DINメインユニット”が出現したのだ。

“ディスプレイオーディオ”が出る以前は、“非ナビ派”のドライバーはナビを使わないという選択をすると、同時にモニターも失うこととなっていた。そうなると映像系のソースが楽しめず、さらにはリアカメラの映像も映し出せない。エンターテインメントとドライブサポートの両面で、ユーティリティが落ちることとなっていたのだ。

しかしながら“ディスプレイオーディオ”が登場したおかげで、ナビを選ばなくてもモニターを手にすることが可能となった。目からウロコ的な新機軸ユニットとして“非ナビ派”のドライバーに大歓迎され、以後、製品ラインナップも増加してきた。

結果、高機能なモデルも増えてきた。“ハイレゾ音源”を再生できたり、ある程度高度な“DSP”を搭載する製品も登場している。さらには“Apple CarPlay”や“Android Auto”に対応し機能が拡張された機種もある。逆に、地デジチューナーやBluetoothを搭載せずにリーズナブルに仕上げられているモデルもある。チョイスの幅はますます拡充中だ。

今回はここまでとさせていただく。次回以降も「メインユニット」のチョイスにおける“傾向と対策”の解説を続行する。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.8「メインユニット編」その3 2DIN機のトレンド分析

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る