日産のEVカーシェアリング「e-シェアモビ」で、ワンウェイ運用を開始...福島県浜通り

NISSAN e-シェアモビ イメージ写真
NISSAN e-シェアモビ イメージ写真全 3 枚

日産自動車は1月31日、福島県浜通り地域で実証実験として運用しているEVカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の新たな拠点として、富岡ステーション(福島県双葉郡富岡町)を開設したと発表した。

また、昨年12月に開設した浪江駅ステーションに続いて、今回2つ目のステーションが開設されたことに伴い、「NISSAN e-シェアモビ」で初のワンウェイ(片道)運用もスタートした。

使用する車両は、電気自動車の日産『リーフ』で、富岡ステーションはラウンドトリップ(往復利用)とワンウェイ(片道利用)各2台、計4台で運用する。

また、今回の富岡ステーション開設に伴い、すでに浪江駅ステーションで運用を開始しているラウンドトリップの日産リーフ 4台についても、ラウンドトリップ2台(24時間)、ワンウェイ2台(5時~23時)へと一部運用を変更する。これまでのラウンドトリップ(往復利用)に加え、ワンウェイ(片道利用)を開始することで、借用時とは別のステーションへの車両返却が可能となり、より利便性が向上する。

「NISSAN e-シェアモビ」は、東日本大震災と原子力災害によって失われた浜通り地域の復興・再生を目指す国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」(福島イノベ構想)の一環として取り組まれているもの。

浜通り地域の浪江~富岡間は、東日本大震災の影響により、現在もJR常磐線の不通区間となっている。「NISSAN e-シェアモビ」の開設により、福島イノベ構想に関連する施設・拠点間の移動のほか、浜通り地域を訪れた人の移動手段としても、日産リーフを便利に利用できる。

実証実験期間中は、利用時間に応じての時間課金料金システムとなる。入会金、月額料金は無料。「NISSAN e-シェアモビ」会員はそのまま利用できる。

《丹羽圭@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る