最強のキャンプ用電源? パナソニック家庭用蓄電システム…ジャパンキャンピングカーショー2019

パナソニックブース(ジャパン・キャンピングカーショー2019)
パナソニックブース(ジャパン・キャンピングカーショー2019)全 12 枚

近年のキャンピングカーは、AC100Vのアウトレットはほぼ必須となっている。効率の良い家電機器が増え、キャンピングカーの装備としてさまざまな機器が使える。パナソニックは、屋外や車内で便利な家電製品に加え、家庭用蓄電システムを展示していた。

パナソニックオートモーティブのブースでは、電装品関連で定番となる、車載バッテリーやカーナビの展示をメインにしながら、オーブントースターや「ナノイー」など車内やキャンプで便利な家電製品も展示。キャンピングカーの内装や備品としての提案だ。

アイドリングストップ車にも対応する強化バッテリー「caos(カオス)」シリーズは、電装品が増設され充放電が繰り返されるキャンピングカーにも最適なバッテリーといえる。アイドリングストップ機能がついていない車両にも搭載したい。純正カーナビが大画面化する中、パナソニックのストラーダFシリーズの最新モデルは9V型ながら、DINスロットがあればたいていの車両に装着可能という。対応車種はおよそ350あるというので、国産車ベースのキャンピングカーなら大型化できる。車中泊では、テレビや映画などをみんなで見ることがあるかもしれない。大画面はそんなときにもうれしい。

必要なら、家庭用テレビをモニター代わりに積んでもよい。新型ストラーダ(CN-F1XVD)にはHDMI端子も備わっている。電源はインバーター付きのサブバッテリーで賄えばよいが、パナソニックは、家庭用の蓄電システムを提案していた。

パナソニック家庭用蓄電システムパナソニック家庭用蓄電システム

リチウムイオンバッテリー蓄電システムは、5kWhの蓄電容量を持ち、出力は1500W。充電にはAC100Vが必要だが、冷蔵庫、液晶テレビなど250Wくらいの電力消費なら15時間前後の連続運転が可能だという。重量は67kg。本来車載用製品ではないが、大型キャンパーなら設置・配線は不可能ではない。

本来は家庭用の非常電源の製品なので、タイマー充電機能や停電時の自動切換機能などが装備されている。そのため、値段も120万円以上と高額だ。価格が折り合う用途なら、キャンピングカーの非常電源として使えるかもしれない。

パナソニックブース(ジャパン・キャンピングカーショー2019)パナソニックブース(ジャパン・キャンピングカーショー2019)

《中尾真二》

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