スズキ、2018年度の国内四輪車販売計画を上方修正…ジムニー増産効果も

スズキ・ジムニー新型
スズキ・ジムニー新型全 9 枚

スズキは2018年度の国内四輪車販売計画を従来の69万7000台から71万8000台に3%上方修正したことを明らかにした。このうち軽自動車は1万6000台増の58万8000台、登録車は5000台積み上げの13万台を見込んでいる。

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スズキの長尾正彦取締役常務役員は2月5日に都内で開いた決算説明会で、国内の四輪車販売について「軽自動車では『スペーシア』、登録車でいくと『クロスビー』が引き続き好調に推移している。加えて『エスクード』の仕様変更や、『アルト ラパン』に特別仕様車を追加、スペーシアに派生車の『スペーシア ギア』を投入し、これが非常に受注が好調に推移している」と総括した。

スズキの2018年4月から12月までの国内四輪車販売台数は前年同期比9.9%増の51万4000台だった。その内訳は軽が同7.9%増の42万1000台、登録車が同20.8%増の9万3000台となっている。

国内販売の先行きに関して長尾取締役は「年間計画を上回る受注を頂いている『ジムニー』、『ジムニー シエラ』は、この1月から増産体制が整った」とした上で、「ジムニーの生産能力は従来の1.5倍くらいになるので、なんとかお客様をお待たせする時間を短くしてやっていきたい」と説明。

また「スペーシアが全体的に伸びてきている。スペーシアのデザインや機能や、お客様に従来よりも評価されており、ここにきてギアを登場させたら非常に好評ということで、軽自動車についてはハイとワゴンに対するお客様のニーズが高い中で、我々なんとか(他社に)負けない商品力がついてきたとみている」とも説明。

また登録車に関しても「『スイフト』が順調に推移していることと、競争は厳しいが『ソリオ』も落とさずに推移できている。登録車については13万台をやろうということで、なんとか流通の現場も登録車を売る実力値が着実についてきている」と、販売計画を上方修正した背景を語った。

ただスズキにとってメイン市場であるインドでの販売に減速感がでていることから、2018年度の収益見通しは据え置いた。長尾取締役は「インドの減速をちょうど国内が頑張ってカバーしている状況」と解説した。

スズキでは2019年度の売上高を前年度比1.1%増の3兆8000億円と2期連続の過去最高更新を予想。営業利益はインドを始めとする新興国安の影響や販売費用の増加などにより同6.5%減の3500億円となる見通しだが、最終利益に関しては営業外収支の改善などにより同2.0%増の2200億円と、過去最高益更新を見込んでいる。

《小松哲也》

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