世界最高のクラシックカー賞、1937年型アルファロメオ 8C 2900Bベルリネッタ が受賞

1937年型アルファロメオ8C 2900Bベルリネッタ
1937年型アルファロメオ8C 2900Bベルリネッタ全 13 枚

世界で最も傑出したクラシックカーを選ぶ「ザ・ペニンシュラ・クラシックス・ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード」が2月7日に発表され、1937年型アルファロメオ『8C 2900Bベルリネッタ』が栄冠を手にしている。

この賞は、2018年に自動車の国際コンクールで優勝した世界で最も優れたクラシックカー8台が集まり、世界で最も傑出したクラシックカーの称号を競い合うもの。アルファロメオ8C 2900Bベルリネッタは2018年8月、米国で開催された「ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス 2018」で、「ベスト・オブ・ショー」を受賞した。

アルファロメオ8C 2900Bベルリネッタの歴史は、1925年にミラノで設立された名門コーチビルダー(=カロッツェリア)「トゥーリング」が、チャールズ・ウェイマンの羽布張り軽量フレームシステムのライセンスを取得。その後、独自の「スーペルレッジェーラ」方式を開発したことから始まった。

1936年に特許が認められたこの方式は、細い銅管で車体の形状を形作り、それを薄い軽金属版で多い骨組みの強度を補強する構造を指す。アルファロメオ8C 2900B ベルリネッタは、製造が確認されているわずか5台のベルリネッタの中でも最初の車であり、カロッツェリア・トゥーリング社が、スーペルレッジェーラの始まり、と呼んでいる特別な自動車だ。

アルファロメオ8C 2900ベルリネッタは、イタリアの自動車設計者のヴィットリオ・ヤーノによって設計され、スポーツカーレースに参加する目的で開発された。とくに、イタリアの伝説的なカーレースの「ミッレミリア」において、1935~1938年、そして1947年に勝利している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る