日産 リーフ にパワー5割増の「e+」、予約受注3000台突破…欧州発売1か月で

日産 リーフ e+
日産 リーフ e+全 10 枚

日産自動車の欧州部門は2月11日、『リーフe+』(Nissan Leaf e+)の発売記念車の予約受注台数が、発売から1か月で3000台を突破した、と発表した。

リーフe+には、新開発e-パワートレインを採用し、パフォーマンスと航続を向上させているのが特徴だ。「e+」の名称は、エネルギー密度が増したバッテリーと、よりパワフルなパワートレインに由来する。日産によると、航続はおよそ40%延長しているという。

リーフe+は、最大出力218ps、最大トルク34.7kgmを発生するモーターを搭載する。標準モデルの150ps、32.6kgmに対して、パワーはおよそ5割増加し、トルクも6.5%強化された。これにより、高速走行時の加速性能を大きく向上させているという。

例えば、80km/hから100km/hへの加速時間はおよそ15%短縮し、高速道路の合流や追い越しシーンにおいて、よりスムーズなドライビングを可能にした。最高速もおよそ10%引き上げている。また、リーフe+のバッテリーは、エネルギー密度を約25%向上させた。室内空間やデザインを犠牲にすることなく、容量を55%向上させている。

日産 リーフ e+日産 リーフ e+

内外装は専用デザインとした。フロントバンパー下部にブルーのリップスポイラー状のパーツを追加し、充電ポートに「e+」ロゴを配した。インテリアはシートやドアトリム、ステアリングホイールなどにブルーのステッチを採用している。

このリーフe+の欧州発売記念車、「3.ZERO」の予約受注台数が、1月8日の発売から1か月で3000台を突破した。ノルウェーにおいて、3000台のほぼ半分の予約受注を獲得する。EV先進国のノルウェーでは2018年、リーフが最も売れた新車となった。また、リーフは2018年、欧州全体で4万台以上を販売し、欧州で最も売れたEVとなっている。

日産 リーフ e+日産 リーフ e+

《森脇稔》

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