ベントレー ベンテイガ に630馬力の「スピード」、世界最速の量産SUV標榜[詳細画像]

「スピード」の0~100km/h加速は3.9秒、最高速は306km/h

世界初の電動式アクティブロールコントロールに48Vシステム採用

専用の内外装が最強モデルらしさを主張

ベントレー・ベンテイガ・スピード
ベントレー・ベンテイガ・スピード全 19 枚

ベントレーは2月14日、SUVの『ベンテイガ』の高性能モデル、『ベンテイガ スピード』(Bentley Bentayga Speed)を欧州で発表した。

ベンテイガは2015年秋、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー2015でワールドプレミアされた。ベンテイガは、ベントレーならではラグジュアリー性とパフォーマンスを併せ持ったSUV。開発コンセプトは、「世界最速、最強、最もラグジュアリーかつエクスクルーシブなSUV」だ。

このコンセプトを実現するのが、強力なパワートレイン。6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力608ps、最大トルク91.8kgmを引き出す。トランスミッションは8速AT。駆動方式は4WD。低負荷走行時には12気筒の半分を休止する気筒休止システムを採用する。ベンテイガの動力性能は、0~100km/h加速が4.1秒、最高速が301km/hと、SUVとして世界屈指のパフォーマンスを可能にした。

「スピード」の0~100km/h加速は3.9秒、最高速は306km/h

このベンテイガのさらなる高性能モデルが、今回発表されたベンテイガ スピードだ。6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力を608psから630psへ、22ps強化した。最大トルクは91.8kgmと変わらない。トランスミッションは8速ATで、駆動方式は4WD。ベンテイガ スピードは0~100km/h加速が3.9秒と0.2秒短縮。最高速は306km/hと、5km/h引き上げられた。ベントレーによると、ベンテイガ スピードは世界最速の量産SUVになるという。
ベントレー・ベンテイガ・スピードベントレー・ベンテイガ・スピード
シリーズ最高峰のパフォーマンスを誇るベンテイガ スピードでは、4種類のオンロード向けドライブダイナミクスモードを選択できる。乗り心地を最優先させた「コンフォート」、走りを重視した「ベントレー」と「スポーツ」、ドライバーが好みに応じて設定できる「カスタム」だ。中でもスポーツモードは専用チューニングされており、W12エンジンと8速ATのレスポンスだけでなく、サスペンションと「ベントレーダイナミックライド」のレスポンスも向上させた。

世界初の電動式アクティブロールコントロールに48Vシステム採用

ベントレーダイナミックライドは、世界初の電動式アクティブロールコントロール技術だ。ベントレーダイナミックライドには、48Vのシステムを採用。コーナリング時のロールを即座に抑え込み、タイヤの接地性を最大限に高め、クラストップのキャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性を追求する。ドライバーエクスペリエンスを高めるため、発進時やシフトダウン時のエキゾースト特性の向上に加え、サスペンションを硬めのセッティングに変更した。
ベントレー・ベンテイガ・スピードベントレー・ベンテイガ・スピード
セラミックブレーキをオプション設定。セラミックブレーキは6000Nmの制動力を発揮し、耐熱温度は1000度と、ベントレーの中で最大かつ最強のブレーキだ。鉄製ブレーキと比べて、20kgの軽量化も達成している。

専用の内外装が最強モデルらしさを主張

ベンテイガ スピードのエクステリアには、ダークティントヘッドライト、ボディ同色サイドスカート、テールゲートスポイラーを専用装備した。ダークティントで統一されたラジエターグリルとバンパーグリル、シルバー、ダーク、ブラックの3種類の仕上げに対応する22インチ専用ホイール、ボディにあしらわれた専用エンブレムもスポーティなデザインを引き立てる。フロントロアグリル下側には、ボディ同色のスクリーニングパネルが設けられた。
ベントレー・ベンテイガ・スピードベントレー・ベンテイガ・スピード
インテリアは、ドアやドアハンドル周り、シートクッションやバックレストボルスターの縁部分、ロアコンソールなどが専用デザインだ。スピードのバッジ、イルミネーション付きトレッドプレートも装備した。ベンテイガ初となるアルカンターラも採用される。アルカンターラは、無償でレザーに変更することが可能。後席が2名がけの場合、クッションボルスターやバックレスト上部、ドアパッド、バックボードのダイヤモンドキルトに、新デザインのコントラストステッチを施すことができる。

オプションで、マッサージ機能が付いた22通りに調整可能なフロントシート、カーボンファイバーのフェイシアパネル、リアシートエンターテインメント、ムードライティングなどが選択できる。

《森脇稔》

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