重機大好き自動車ライターが選ぶ『ファーミングシミュレーター 19』の魅力的なマシンたち

重機大好き自動車ライターが選ぶ『ファーミングシミュレーター 19』の魅力的なマシンたち
重機大好き自動車ライターが選ぶ『ファーミングシミュレーター 19』の魅力的なマシンたち全 14 枚


はじめまして!自動車関係のライターをしている伊藤梓と申します。普段は自動車雑誌やWebメディアにクルマの記事を書いているのですが、実はクルマに勝るとも劣らず大好きなんです、ゲームが!

最近プレイしたゲームは、PS4では『モンスターハンター:ワールド』『Fallout 76』など、ニンテンドースイッチでは『大乱闘 スマッシュブラザーズ SPECIAL』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『Undertale』などです。昔は気になるゲームを手当たり次第購入していたのですが、最近ではゲームに割ける時間が少なくなって、メジャーなゲームしかできずに寂しい思いをしています。

そんな中、縁あってGame*Sparkで記事を書かせてもらうことになり、『ファーミングシミュレーター 19』という農業シミュレーションゲームを初めてプレイしました。私は乗用車が好きなのはもちろん、働くクルマや重機も好きで、取材にも積極的に足を運んでいます。『ファーミングシミュレーター 19』をプレイしてみて、「こんなに農業機械をリアルに動かすことができる農業体験ゲームがあったとは!」と目からウロコでした。重機好きとしては正直萌え要素しかありません。本稿では、そんな重機好きな自動車ライターの目線から、おすすめの農業機械をいくつかピックアップしてみたいと思います。

農業機械好きの誰もが憧れる「ジョンディア」



実際の農業でも活躍していて、世界的なシェアが高く、そして何よりかっこよくて重機好きが憧れるのがディア・アンド・カンパニーのブランド「ジョンディア」です!『ファーミングシミュレーター 19』のタイトル画面やムービーにも登場しているモデルですね。緑のボディに黄色のホイール、そして鹿のマーク……。この存在感がたまりません。アメリカなどへ行って、だだっ広い土地にジョンディアがポツンと置いてあるだけでとても絵になります。アメリカに住んでいた方いわく「ジョンディアを持っているお家は尊敬される」とか。


ディア・アンド・カンパニーは世界最大の農業機械メーカー。日本でもヤンマーが輸入販売をしているので、日本国内での知名度も高めです。農業や林業の大型重機からお家の芝刈り機まで、という幅広いラインナップも魅力的。『ファーミングシミュレーター 19』には、たくさんのジョンディアの農業機械が登場するほか、さらに農業機械に取り付けて使うアタッチメントもたくさん用意されています。高級ブランドでほかのメーカーよりもお高いパーツとは知りながらも、ついついこのグリーンとイエローのジョンディアで統一したくなってしまいます……。


余談ですが、ジョンディアに憧れるあまり、ゲーム内での自家用車もジョンディアカラーにしてしまいました。クルマ好きとしてはマイカーのボディとホイールの色を自分で選ぶことができるのも嬉しいポイントです。

初見では何に使うか分からないマニアックな重機、アタッチメントの数々



私がプレイ中に一番惹かれたのが、このアタッチメント。何に使うか分かりますか?北海道の農場などに円柱型の茶色い物体が転がっているシーンを見たことがあると思いますが、このアタッチメントはその干し草の塊である「ベール」を集める機械「ベールコレクター」なのです!ベールは動物の餌にしたり、まとめて売ることもできます。



「ベーラー」で干し草を「ベール」(丸型と四角型があります)にした後、この「ベールコレクター」で拾い集めるのですが、機械の仕草がとても可愛いのです。ベールをスポッと拾い上げて、そのあと自動で積み上げる動作が何度見ても楽しい……。荷下ろしをしているとき動きも繊細で感動ものです。こうやってまったく知らない機械を動かせるようになったときの快感と、機械の仕組みを知るという知的な面白さも『ファーミングシミュレーター 19』の醍醐味かもしれませんね。

メカやロボット好きも見るだけで楽しめそうな農業機械



『ファーミングシミュレーター 19』をプレイしていると、メカメカしい農業機械が登場するので、それだけでも興奮度が高まります。特に私がメカ好きにおすすめするのはこの「Aerostar-Rotation 1200」。画像を見るとなんだかとんでもない用途に使われそうに見えますが、実は雑草を除去するための平和な機械なのです。


さらにワクワクするのが、作業を始める前の「アタッチメントを展開する」という行程。収納されている状態から機械を広げる必要があるのですが、初めて買った機械を展開するときには、ロボットが最終形態になるときくらいのドキドキを味わえます。是非カメラアングルを切り替えて、展開していく様を何度も楽しみましょう。この姿、どうですか……。雑草を刈り取るだけではなく、もはや飛べそうですよね。

コマツの伝説の林業機械「Komatsu 931XC」が登場!



重機好きとして嬉しかったのは、国内メーカーからも重機がラインナップされていること。『ファーミングシミュレーター 19』にはコマツが登場します。コマツは、日本ではブルドーザーやホイールローダー、ショベルカーなどの建設機械が有名ですが、海外ではとくに林業機械が重宝されているそうです。

そして、なんと『ファーミングシミュレーター 19』では、重機好きの中ではもっとも操縦してみたい重機ナンバーワンであろう「Komatsu 931XC」が登場するのです!正直、重機好きはこれだけのためにPS4と『ファーミングシミュレーター 19』を購入していいと言っても過言ではありません。


「Komatsu 931XC」は、この1台だけで木を切って、枝葉を落として、長さを揃えて丸太にすることができるという超スグレモノ!「Komatsu 931XC」が作業をしている様を見てみたら「絶対に操縦してみたい!」と思うはず。まさかこの夢を叶えてくれた『ファーミングシミュレーター 19』には重機好きとして感謝しかありません……。

農業機械に詳しくなくても、ゲーマーなら知っているかも



「農業機械はあまり詳しくないから興味がない」という方もいるかもしれませんが、ちょっとだけクルマに興味があるゲーマーなら分かるメーカーも登場しています。たとえば、トラックで有名なMAN、FPSやアクションゲームにもよく登場するTATRAなど。ゲームではありませんが、ルパン3世の愛車の500(チンクエチェント)などでおなじみフィアットのトラクターなどもラインナップされています。

今のところは登場していませんが、元々はトラクターメーカーから始まったランボルギーニのトラクターや昔のポルシェのトラクターなどがあったら、さらに夢が広がるなぁと想像してしまいました。


またまた余談ですが、農業機械以外にも乗用車を購入できるのがクルマ好きとしては嬉しいところ。今は実在する自動車メーカーのクルマはありませんが、ピックアップトラックを購入できます。エンジンをかけるといかにもアメリカ車らしいドロドロと低いエンジン音がして、こんなところにもこだわりがあるのだなぁと感じました。運転中はラジオを聞くことができるので、音楽を聴きながら自分の農場をひとまわりドライブするのも楽しいかもしれませんね。




『ファーミングシミュレーター 19』には経営シミュレーション的な楽しみもありますが、普段は運転できない憧れの重機を操れるだけでも、とても達成感がありました!「どうしたら効率的に作業できるだろう」「どうやったらまっすぐ機械を動かせるだろう」と試行錯誤しているうちに、操縦がどんどん上手くなるのがまた楽しかったです。

特に重機は後進(バック)のテクニックがかなり重要なので、『ファーミングシミュレーター 19』で操作が上手くなれば、実際に自分で運転するときにも駐車やクルマの動かし方が上手くなるのではないかと感じました。是非重機好きな方もそうでない方も『ファーミングシミュレーター 19』をプレイして、めくるめく重機の奥深い世界を体感してみてください!

《伊藤 梓》

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