アマゾン、米新興EVメーカーに出資…764馬力の電動ピックアップトラック市販化へ

リビアン R1T
リビアン R1T全 4 枚

米国のリヴィアン・オートモーティブ(Rivian Automotive)は2月15日、アマゾン(Amazon)などから7億ドル(約775億円)の出資を受けると発表した。

リヴィアン・オートモーティブは米国ミシガン州に本拠を置く新興EVメーカーだ。車両の設計や開発を行なう本社拠点に加え、カリフォルニア州に自動運転やデータ通信、バッテリーなどの技術開発拠点を有する。さらに、イリノイ州では旧三菱自動車の工場を取得しており、年間30万台の生産能力を持つ。

リヴィアン・オートモーティブでは、2020年にリヴィアン『R1T』と呼ばれるEVピックアップトラックを北米市場に初投入する計画だ。R1Tは4モーターで4輪を駆動するピックアップトラック。3種類設定されるグレードの中で、最もパワフルな仕様では、4つのモーターが合計で最大出力764hp、最大トルク114.2kgmを発生する。車両重量は2670kgあるが、0~96km/h加速3秒、最高速201km/hの性能を可能にする。

また、3種類設定されるグレードの中で、最もバッテリーの容量が大きいのが、蓄電容量180kWh仕様となる。1回の充電での航続は、最大で644kmの性能を備えている。

リヴィアン・オートモーティブでは、EVの市販に向けて、パートナーを探していた。今回、アマゾンなどから7億ドルの資金を調達することが決まり、EVの市販化が前進することに。アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、「リヴィアン・オートモーティブは優れた組織を築き、製品とそれに見合う技術を持つ。アマゾンは、このような革新的企業に投資することに興奮している」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る