フォルクスワーゲンの次世代EV『ID.』、CO2排出量削減は年間100万トン超

フォルクスワーゲンの次世代EV、I.Dファミリー
フォルクスワーゲンの次世代EV、I.Dファミリー全 4 枚

フォルクスワーゲンは2月18日、2020年から発売予定の次世代EVの『ID.』(Volkswagen ID.)ファミリーが、年間100万トン以上のCO2排出量削減効果を生むとの見通しを発表した。

フォルクスワーゲンが電動化攻勢の中心に据えるのが、「ID.」ファミリーだ。最初の市販モデルとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトEVのID.を2020年に発売する予定。これに続いて、SUVセグメントには『ID. CROZZ』を投入する計画で、さらにMPVの『ID. BUZZ』を順次、発売する。

ID.には、「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)車台を使用。モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、バッテリーが他のコンポーネントと共に車両のフロア下に効率よく搭載される。モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。WLTP基準による航続は、330~550km。出力125kWhの急速充電システムを利用すると、30分以内にバッテリー容量の80%を充電できる。

フォルクスワーゲンはこのID.ファミリーが、年間100万トン以上のCO2排出量削減効果を生むとの見通しを発表した。フォルクスワーゲンによると、バッテリーの製造から車両の組み立て、ユーザーに納車後、そして廃車後のリサイクルまで、すべての段階でCO2ニュートラルを追求するという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る