レース中のドライバーに自動音声回答、モータースポーツ向けシステム アビームが開発

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アビームコンサルティングは2月20日、モータースポーツ向け自動音声回答システムおよびプログラムを開発し、特許を取得したと発表した。

近年、デジタル技術の進展によりあらゆる産業でデータの利活用が進んでいる。特にコンマ数秒単位でしのぎを削るモータースポーツでは、競技の特性上早い段階からデータの利活用が進み、レース中にも多くのデータを用いた状況の把握、判断が求められてきた。一方で、多くのチームではドライバーとエンジニア、チーム監督とのコミュニケーションや分析結果の伝達は人から無線を介して行われ、一定のタイムラグが生じるため、よりリアルタイムな手法が求められている。

今回開発したシステムおよびプログラムは、レース中のドライバーからの問いかけに対し、独自開発したレーシング解析プラットフォーム上に蓄積されたデータをAI技術を活用してリアルタイムで分析し、車両制御に必要な情報を音声で回答する。

具体的には、「後ろの(車の)ペースは」といったドライバーやエンジニアからの無線を介した問いかけに対し、後続車両の周回ペースや速度を瞬時に計測し音声で回答。過去のレーシングデータや車両から得られる速度や位置、タイヤの摩耗情報などのセンシングデータなどから、ドライバーからの問いかけパターンに対応する情報のみを抽出・分析し回答を自動で導き出す。さらには、燃料残量をもとに残りの走行可能距離を分析するなど、高度な分析結果をも提供することで、パフォーマンスの向上を支援する。

なお同システムおよびプログラムはモータースポーツだけでなく、リアルタイムな情報を分析・解析することでパフォーマンスの向上を志向する他スポーツ競技への展開も可能。さらにスポーツだけでなく、リアルタイムなデータに基づく意思決定や業務担当者へのタイムリーな情報提供により様々な改善やビジネス拡大が見込まれるビジネス分野での活用も可能だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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