豊田通商、高機能液晶調光フィルム製造のベンチャーに出資…次世代モビリティへ

リバースモードフィルム、非通電時(左)と通電時
リバースモードフィルム、非通電時(左)と通電時全 1 枚

豊田通商は2月20日、高機能液晶調光フィルムの開発・製造・販売を行う大分のベンチャー企業、九州ナノテック光学に出資、取締役を3名派遣したと発表した。次世代モビリティへの活用を見据えた新技術の実用化を支援する。

九州ナノテック光学は、これまで国や大分県からの支援を受け、非通電時は透明で通電時に不透明になるリバースモードフィルムの量産化技術を世界で初めて開発するなど、さまざまな液晶調光フィルムの研究開発を行ってきた。同社は液晶調合から製造に至るまでの研究・開発リソースを保有。今後さらなる機能向上や用途開発を推進することで、自動車、新幹線などの輸送機器、建築用途など、2020年には1500億円にも拡大すると言われている調光市場への展開を目指している。

高機能液晶調光フィルムは、会議室や商業施設など既にさまざまなところで使用されており、需要が高まっている。また、CASEと呼ばれる自動運転や電動化などの新技術、MaaSといった新たな移動サービスの台頭により、自動車の使い方、車内での過ごし方が変化することで、車内空間に対する考え方も変化していくことが考えられ、自動車への活用も期待できる。

豊田通商は、自動車の活用の変化に伴う需要を鑑み、豊田通商の持つ自動車部品に関するノウハウや量産体制の構築を支援するだけではなく、デジタルサイネージなどのディスプレイ関連分野への応用や、新たな活用方法の開拓を行い、本フィルムの社会実装を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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