コンチネンタルとボーダフォン、セルラーV2X+5Gの新技術を共同開発…MWC 2019で発表へ

コンチネンタルとボーダフォンが共同開発したセルラーV2X+5Gの新技術のイメージ
コンチネンタルとボーダフォンが共同開発したセルラーV2X+5Gの新技術のイメージ全 1 枚

コンチネンタルとボーダフォンは2月21日、スペインで2月25日に開幕する世界最大規模の携帯通信関連見本市、「MWC(モバイル・ワールド・コングレス) 2019バルセロナ」において、両社の提携の最初の成果を初公開すると発表した。

コンチネンタルとボーダフォンは2018年6月、車載コネクティビティの分野において提携を結んだ。両社の提携は、「セルラーV2X」を利用して、ドイツ国内での交通事故を減らすのが目的。車両とあらゆるものをつなぐセルラーV2X通信は、自動運転とインテリジェントモビリティを後押しする技術として期待されている。

セルラーV2Xでは、3GPP Release 14を用いたLTEネットワーク、将来的には5Gモバイルネットワークを利用した通信が可能になる。また、セルラーV2Xは、車両同士だけでなく、車両とインフラ、さらには車両とその他の道路利用者を直接接続できる。モバイルネットワークの圏外であっても、セルラーV2X通信を利用することで、危険が潜在する状況の警告など、安全に関わる重要な情報をやり取りできる。

コンチネンタルとボーダフォンは、このセルラーV2Xを5G、モバイルエッジコンピューティングなどのスマート通信技術と組み合わせて、新たなソリューションを共同開発。両社の提携の初の成果を、MWC 2019バルセロナで初公開する。

具体的には、「デジタル安全シールド」と呼ばれる新技術を共同開発。自動車とサイクリスト、歩行者が、特別なV2Xモジュールを使って通信を行う。システムが衝突の危険を検知すると、警告を発する。

また例えば、ボールを追いかけて道路に突然飛び出してきた子どもや路上で横になっている人を検出することができる。これには、ミリ秒単位の超高速データ転送が必要だが、5G技術とモバイルエッジコンピューティングを組み合わせることによって可能になる、としている。

《森脇稔》

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