広がる旧車の部品供給プロジェクト、ホンダが「CB750F」の部品再販へ

今回、部品再販の対象となったホンダCB750Fと担当者たち
今回、部品再販の対象となったホンダCB750Fと担当者たち全 29 枚

ホンダは、2017年から再販している『NSR250R』と『CB750Four』の再販部品の継続販売と、新たに『CB750F』の一部部品を再販売することを発表した。継続再販部品については3月から、また新規の再販部品については4月から順次発売される。

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2月25日におこなわれた「二輪車旧型モデル部品再供給施策」のメディア向け説明会で明らかにした。

CBシリーズのブランド力向上をめざす

CB750Four。ホンダコレクションホールから実車を持ち込み展示された。CB750Four。ホンダコレクションホールから実車を持ち込み展示された。
この旧型車部品の再販売は、Honda2030ビジョン「全ての人に、“生活の可能性が拡がる喜び”を提供する」というスローガンのもと、ユーザーの声にこたえて2017年から取り組んでいるもの。

2017年に初めて実施した再販売では、ホンダを代表する車種であるNSR250RとCB750Fourの2機種を選定し、破損や故障で走行不能になってしまう部品や市販品で代替がきかない部品などを再販した。

その結果、ユーザーから「他のモデルへ展開して欲しい」という要望が多く、今回は特に要望の多かった車種のうちCB750Fが対象機種に加えられた。

CB750Fは1970年代後半から1980年代前半にかけて発売されていたベストセラーで、現在もホンダの代表的モデルとして発売されているCBシリーズのブランド力向上につなげる狙いもあり選定されたという。

CB750Fの部品23点を再生産へ

ホンダ旧型二輪車 純正部品再販売ホンダ旧型二輪車 純正部品再販売
CB750Fの部品は現在59%が販売終了となっているが、そのうちメーターロアーカバーやヘッドライトケース、サイドカバーマークやケーブル類など23点の再生産を決定した。再生産にあたっては、技術が伝承されている部品メーカーの協力もあおぎ、金型改修などを行ったという。

価格を見ると、現在発売中のモデルの部品とさほど変わりない設定となっており、高額になりがちだった従来の特別なバックオーダー対応に比べると良心的に感じる。

ホンダでは今後も他の再販部品や対象機種の要望について、ユーザーからの販売店への要望をリサーチしていきたいとしている。

各メーカーに広がるレストア・プロジェクト

部品再販対象のNSR250RとCB750Four、CB750F部品再販対象のNSR250RとCB750Four、CB750F
こうした古いモデルのパーツ供給やレストアなどの取り組みはホンダのほか、マツダの「NAロードスターレストアサービス」や「社内レストアプロジェクト」、またスズキUKの「Vintage Parts Programme」などに広がっている。

これらは単に販売利益獲得や既存ユーザーに対するサービスというだけでなく、ブランドのファン拡大の側面を持つ。さらには社内外の技術保守や発展に寄与するという点で文化的側面を持つと言え、二輪車文化・クルマ文化の発展に貢献することだろう。

《小林ゆき》

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