アウディの電動SUV第2弾『Q4 e-tron』、航続450km以上…ジュネーブモーターショー2019

ツインモーターで306hp。0~100km/h加速は6.3秒

アウディ初の市販EV、e-tron譲りのエクステリア

バーチャルコックピットや12.3インチのタッチスクリーンを採用

アウディQ4 e-tronコンセプト(ジュネーブモーターショー2019) (c) Getty Images
アウディQ4 e-tronコンセプト(ジュネーブモーターショー2019) (c) Getty Images全 17 枚

アウディは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2019において、『Q4 e-tronコンセプト』(Audi Q4 e-tron Concept)を初公開した。

画像:アウディ Q4 e-tron コンセプト

同車は、アウディ初の市販EV、アウディ『e-tron』に続く電動SUVを示唆したコンセプトカーだ。車名には『Q4』が冠されていることから、『Q3』と『Q5』の間に位置する電動SUVとなる。アウディは、このQ4 e-tronコンセプトの市販モデルの発表を、2020年末までに行う計画だ。

ツインモーターで306hp。0~100km/h加速は6.3秒

Q4 e-tronコンセプトには、モーターを2個搭載する。フロントモーターが最大出力102hp、最大トルク15.3kgmを発生する。リアモーターが最大出力204hp、最大トルク31.6kgmを引き出す。前後のモーターを合わせたシステム全体では、最大出力306hpを獲得する。

駆動方式は、電動4WDの「クワトロ」だ。前後アクスルをつなぐ機械的なリンクは存在しない。電子制御システムが、トルクを一瞬で前後のアクスルに最適に配分する。これにより、あらゆる気象条件やあらゆる路面状況で、最適なトラクションを発揮するという。アウディQ4 e-tronコンセプトアウディQ4 e-tronコンセプト
通常はリアアクスルに、より多くの駆動力を配分。ドライバーが、リアモーターが供給可能なパワーよりも多くの駆動力を要求した場合、電動クワトロシステムは、必要に応じてフロントのモーターにトルクを配分する。優れたトラクションにより、Q4 e-tronコンセプトは0~100km/hを6.3秒で加速し、最高速は180km/h(リミッター作動)に到達する。

バッテリーは、蓄電容量が82kWhと大容量で、前後アクスル間のフロア下のほぼ全てのスペースを占める。WLTPサイクルでの航続は、450km以上。アウディによると、このクラスのベンチマークを打ち立てるという。また、最大125kWで急速充電を行うことでき、これにより、およそ30分でバッテリーの8割の充電が行える。

アウディ初の市販EV、e-tron譲りのエクステリア

Q4 e-tronコンセプトの外観は、アウディ初の市販EVのe-tronと同様、幅広く、ほぼ垂直に設置された八角形のシングルフレームグリルを装備する。グリルの表面は、閉じた構造となっており、空気は左右のマトリクスLEDヘッドライトの下からフロントエプロンまで伸びる、大きなエアインレットから供給される。

前後ホイール間のシルエリアに設置されたアクセントは、バッテリーがこの場所に搭載されていることを示すもの。足元は、22インチの大径ホイールで引き締めた。ルーフラインは、後方に向かってわずかに傾斜する。ボディサイズは全長4590mm、全幅1900mm、全高1610mm、ホイールベース2770mmだ。アウディQ4 e-tronコンセプトアウディQ4 e-tronコンセプト
インテリアは、ヘッドレストが一体化された4つのシートを装備。アルカンターラ仕上げとし、太い糸を使用したダブルステッチによる装飾が施されている。ヘッドライニング、ウィンドウピラー、ドアレールとダッシュパネルの上部には、白とベージュのマイクロファイバーテキスタイルが採用された。室内スペースを制限するトランスミッショントンネルが存在しないため、前後席の両方で、広いスペースと快適性を提供するという。

バーチャルコックピットや12.3インチのタッチスクリーンを採用

ドライバー正面のバーチャルコックピットには、速度、充電レベル、ナビゲーションといった最も重要な情報を表示する。拡張現実機能を備えた大型ヘッドアップディスプレイを採用。このディスプレイは、ターンインジケーターといった重要なグラフィック情報を、車両前方の道路上に浮かんでいるように投影することができる。アウディQ4 e-tronコンセプトアウディQ4 e-tronコンセプト
タッチエレメントを使用したステアリングホイールの操作パネルでは、頻繁に使用する機能を選択することができる。センターコンソール上の中央部分には、インフォテインメントや車両の機能を表示、操作するための12.3インチのタッチスクリーンを配置した。このディスプレイは、操作性を向上させるためにドライバーの方に傾けられている。

センターコンソールは、シフトレバーやパーキングブレーキレバーを設置する必要がないため、携帯電話用の充電エリアを含めた広い収納スペースに。水平エリアには、トランスミッションのモードを選択するためのボタンが一体化され、コンソールのフロントセクションのカバーとしても機能する。

《森脇稔》

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