トラックドライバーのヒヤリ・ハット状態をAIが検出 ABEJAと日立物流が技術を開発

イメージ (AC)
イメージ (AC)全 2 枚

ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業を展開するABEJAは3月5日、日立物流と共同で、トラックドライバーの走行中の車両データからヒヤリ・ハット状態を検出するAIモデルを開発したと発表した。

日立物流は、ドライバーの生体情報や運転中の映像などのデータを様々なIoTセンサーから取得・解析し、事故発生につながる可能性のある状況を特定することで事故を未然に防ぐ「スマート安全運行管理システム」(SSCV)を展開している。今回、両社はSSCVで蓄積したデータから、ヒヤリ・ハット状態を定義、学習することで、走行の危険度評価を自動化するAIモデルを「ABEJA プラットフォーム」上で共同開発した。

また、開発したAIモデルをSSCVにAPI連携し、SSCV上の機能として、2019年4月を目処に、提供する予定。具体的には、ドライバーの走行データについて開発したAIモデルを用いて解析し、ヒヤリ・ハット状態を検知することで、走行時の危険状況をドライバーと管理者にフィードバックする機能として提供する予定。

ABEJAと日立物流は、物流企業に機能を追加したSSCVを提供することで、ドライバーの体調サポートや事故防止を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る