ホンダ、欧州でエネルギーマネジメント事業を推進へ…ジュネーブモーターショー2019

ホンダのパワーマネージャー
ホンダのパワーマネージャー全 3 枚

ホンダ(Honda)は3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2019において、欧州でのエネルギーマネジメント事業を推進すると発表した。

【画像全3枚】

ホンダは2017年秋、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー2017において、「ホンダ・パワーマネージャー・コンセプト」を発表した。ホンダ・パワーマネージャー・コンセプトは、効率的なエネルギーマネジメントを実現する目的で開発されたもの。モビリティと暮らしをつなぐパワーコンディショナーで、太陽光などの再生可能エネルギーや燃料電池車によって発電した電気と系統電力をやり取りして、家庭やEV向けに必要に応じた充放電を行う。

ホンダは、フランス政府が主導する「SMILE」(SMart Ideas to Link Energies)プロジェクトに参加。これは、IoT(モノのインターネット)技術の活用や、再生可能エネルギーの効率的な利用などを促進するフランスの国家プロジェクトだ。ホンダはフランス西部で2020年まで展開される実証実験に、パワーマネージャーを提供している。

ホンダの今回のジュネーブモーターショー2019での発表は、このホンダ・パワーマネージャー・コンセプトをさらに発展させるものだ。今後、エネルギーマネジメント商品やサービスのポートフォリオを強化し、欧州のEVユーザーと電力事業者を含めたエネルギーサービス事業者の双方に向けた総合的なソリューションを提供することを目指す。

また、電力系統と電気を融通しあうエネルギーマネジメント技術を、EV用充電ソリューションを手がけるスイスのイーブイテック社と共同開発中。数年以内に事業化する予定だ。さらに、ホンダは新たに2社とパートナーシップを締結することを発表した。モイクサ社は、リソースアグリゲーション技術を持つ企業で、EVバッテリーの充放電管理と容量管理を取りまとめることで、EVユーザーが利益を得る仕組みを可能にする。

もう1社のユビトリシティ社は、都市部の路上充電における革新的なアプローチを手がける充電ソリューション企業だ。ホンダは次のステップとして、英国ロンドンとドイツ・オッフェンバッハにおいて、これらの技術の実証実験に着手し、2019年内にもさらなる展開についての発表を行う予定、としている。

《森脇稔》

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