メルセデスベンツ CLAシューティングブレーク 新型、スポーツカーのデザイン要素を採用…ジュネーブモーターショー2019

デザインテーマは「積載スペースを備えたスポーツカー」

MBUXが音声認識精度を向上。どの座席の乗員の要望なのかを判断する

最上級グレードの「CLA250」には225hpの2.0ターボを積む

メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型(ジュネーブモーターショー2019)
メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型(ジュネーブモーターショー2019)全 20 枚

メルセデスベンツは、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2019において、新型『CLAシューティングブレーク』(Mercedes-Benz CLA Shooting Brake)を初公開した。

画像:メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型

CLAシューティングブレークは2014年11月、欧州で発表された。『Aクラス』ベースの4ドアクーペ、『CLAクーペ』に追加された第2のボディバリエーションだ。シューティングブレークとは、クーペとステーションワゴンを融合したデザインが特徴で、クーペの美しさとワゴンの機能性を1台にまとめている。

ジュネーブモーターショー2019で初公開された新型CLAシューティングブレークは、2世代目モデルとなる。初代のデビューからおよそ4年半を経て、モデルチェンジを行った。メルセデスベンツは2019年1月、米国ラスベガスで開催されたCES 2019において、新型CLAクーペを発表済み。同車のシューティングブレーク版が、ジュネーブモーターショー2019でデビューした。

デザインテーマは「積載スペースを備えたスポーツカー」

新型CLAシューティングブレークのデザインテーマは、「積載スペースを備えたスポーツカー」だ。メルセデスベンツによると、長く伸びたボンネット、クーペのようなウィンドウラインを備えたコンパクトなキャビン、リアホイールアーチ周辺の筋肉質なボリューム感などに、スポーツカーのデザイン要素を取り入れたという。

メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型フロントマスクは、パワードームを備えたボンネットや、サメの鼻のように前方に傾斜したノーズを備える。グリルは、中央にスリーポインテッドスターを配したダイヤモンドパターンだ。リアは、テールランプをコンパクトにまとめ、バンパー部分にナンバープレートを移設し、ワイド感を強調している。

新型CLAシューティングブレークのボディサイズは、全長4688×全幅1830×全高1442mm、ホイールベース2729mmとなる。先代モデル(全長4640×全幅1777×全高1444mm、ホイールベース2699mm)に対して、48mm長く、53mmワイド、2mm背が低い。ホイールベースは30mm延びた。エアロダイナミクス性能は、先代よりも引き上げられている。

メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型インテリアのデザインテーマは、「ハイテクかつ若々しく前衛的」だ。コクピットの上のカウルは完全に廃されており、ダッシュボードとドアが連続して見えるデザインとした。タービン状のエアダクトは、最近のメルセデスベンツ車に共通するデザインだ。

ボディサイズの拡大によって、先代よりも室内空間が広がった。とくに、ひじ周りのスペースは、前席が35mm、後席が44mm拡大する。後席の肩周りの空間も、22mm増えた。トランク容量は、先代よりも10リットル増えて、505リットル(VDA計測)を確保している。リアゲートの開口部は、先代よりも拡大。さらに、「EASY-PACK」や「HANDS-FREE ACCESS」装備車では、テールゲートに手を触れずに開くことができる。

MBUXが音声認識精度を向上。どの座席の乗員の要望なのかを判断する

新型CLAシューティングブレークには、新世代のインフォテインメントシステム、「MBUX」(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)の最新版が搭載される。新型『Aクラス』から採用されたMBUXは、パワフルなコンピューター、鮮やかなスクリーンとグラフィック、カスタマイズ可能なディスプレイ、フルカラーのヘッドアップディスプレイ、AR(拡張現実感)を備えたナビゲーション、学習するソフトウェア、そして高精度な音声認識テクノロジーなどが特徴だ。

新型CLAシューティングブレークのMBUXでは、音声アシスタントシステムが性能を引き上げ、他の乗員との会話に影響を受けないように改良された。最後に「ハイ、メルセデス」と発してシステムを起動した乗員の命令に、応答するシステムとした。たとえば、運転席と助手席の乗員の要望を区別し、どの座席でマッサージ機能を作動させるのか、適格に判断する。メルセデスベンツによると、音声アシスタントがかなり複雑な質問を理解し、それに応えることができるという。

メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型新型CLAシューティングブレークには、「MBUXインテリアアシスト」も導入する。MBUXインテリアアシストは、非接触モードで作動し、昼夜を問わず機能する。例えば、ダッシュボードのタッチスクリーンやセンターコンソールのタッチパッドに手を近づければ、画面のメニューを調整することができる。

また、「お気に入り機能」も採用されており、人差し指と中指をV字型に広げた状態で、センターコンソールに手をかざすことでアクセスできる。さらに車内の暗闇の中で、例えばルームミラーの方に手を伸ばすことによって、読書灯をつけたり消したりすることができる。また、ドライバーが暗闇の中で助手席に向かって手を伸ばすと、室内照明が自動的に点灯する。手を戻すとすぐに、照明は自動的に消える。

最上級グレードの「CLA250」には225hpの2.0ターボを積む

欧州仕様車には、ガソリンエンジン搭載のトップグレードとして、「CLA250」を設定する。直噴2.0リットル(1991cc)の直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は225hp、最大トルクは35.7kgmを引き出す。トランスミッションは7速デュアルクラッチの「7G-DCT」を組み合わせた。欧州では9月までに、他のガソリン/ディーゼル搭載グレードや、4WDの「4MATIC」が拡大展開される予定だ。

《森脇稔》

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